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『EVERYDAY NOTES』

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『OPENNING NOTE』

 
 

EVERYDAY NOTES - archive - 2011 febuary

2月28日(月)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。美容サロンの方も色々とまとまってしっかりと動き出しそうでワクワクする。

 昼、「内田邸/道場」の内部空間についてあれこれ検討し、立面図も新しいアイデアを盛り込み、プレゼン資料をまとめていく。午後も終止展開図に赤を入れる作業の繰り返し。夕方、1000ドルハウスの企画書をまとめてコアメンバーに送信。

 夜、まだ完成しない1/30模型の部分写真を撮って、最後のプレゼン資料をまとめてプリントアウト。5部。しかし、事務所はすっかり模型だらけになっている。出張の準備を済ませて、寝たのは三時過ぎ。

2月27日(日)
 午前中、メールなどの雑務。F歯科医院の模型と「内田邸/道場」の1/30模型のオペレーション。経理関係の作業をまとめる。

 昼、基礎関係やプレカットの資料をチェックし、明後日の打ち合わせの準備を進める。1000ドルハウスの企画を考える。午後、F歯科医院の模型写真を撮って、プレゼン資料を仕上げる。夕方、品川にて来京中のクライアントと喫茶店で打ち合わせ。初めてのデザイン提案にいささか緊張するも、気に入ってもらいプロジェクトの進め方について話し合う。まだ本格始動するにはクリアーしなければならないマターがあるが、彼の模型を見る目が生き生きしていたので一安心。しかし、同じ教室で勉強し、放課後遊んでいた小学校の幼なじみとこうして一緒に仕事ができるかもしれないと思うだけでワクワクする。ビックリマンを買って、週刊ジャンプを読んでいた小学生時代の貴重な友人。更に案をブラッシュアップして、次回のプレゼンを約束する。

 夜は、レイトショーに駆け込んで『ソーシャルネット・ワーク』(監督:デヴィット・フィンチャー、2010)を観る。久しぶりの映画館。階層化するアメリカの社会の構造が見事に垣間見えた感じ。ジェットコースターのごとくスピーディーに展開する天才プログラマーの人間ドラマに見入るも、物語としての強度はいささか期待値が高かったからか、どこかステレオタイプ化されたサクセスストーリーに見えてずっしりしたものは残らなかった。フィクションなので、マーク・ザッカーバーグのナードなキャラが立つように描かれ過ぎている気がしてならなかった。個人的には『マイ・フレンド・フォーエヴァー』(監督:ピーター・ホルトン、1995)の子役だったジョゼフ・マゼロがえらく成長してマークの友人、ダスティン・モスコビッツを演じていたのが印象的。ショーン・パーカー役のジャスティン・ティンバーレイクもナイスキャスティング。

 何だかもっと映画が観たくなって深夜、『ユキとニナ』(監督:諏訪敦彦、2009)のDVDを借りて観る。ずっと気になっていた監督で、これはとっても良かった。パリ在住のユキとニナの物語。フランス人男性の父と日本人女性を母にもつユキと母子家庭で母と住むフランス人のニナ。家族の形、愛の形、大人と子供、アイデンティティの形成などディープなテーマがすごく自然な状態で描き出されていた。切りとられる風景が印象的。レンガ造りのパリのアパートを背景にした時と田舎にある木造住宅を背景にした時とでは、ユキが全く違った表情で視る者の心を引きつける。カメラワークスも情緒的で、役者との距離感がどこか子供に対する親の目線を表しているのではないかと思った。何よりイノセントなユキとニナがさながら『となりのトトロ』のサツキとメイを彷彿とさせたのがどこか日本のアニミズムまで理解するきっかけになっているというといささか大げさか。良い映画は登場人物が少ない。『ユキとニナ』は五人。

2月26日(土)
 午前中、メールなどの雑務。F歯科医院の図面チェックを進めて、スケッチを描き重ねていく。プレゼン模型もスタート。明日の打ち合わせにしっかり間に合わせねば。

 午後、領収書の山と再度向き合って、エクセルへの打ち込みを完了。項目別に経費を計算していく。確定申告作業もいよいよ折り返し。そこで、電話がかかってきて、大事な会議の時間を勘違いしていたことを知る。五時と思っていたら十五時開始だった。事務所を一目散に飛び出してお茶の水へ。一時間弱の遅刻で会議に途中参加。続けて懇親会にも参加し、鍋をつつきながら沢山面白い話を聞かせてもらう。

 夜は、友人の誕生会へ。これまたワイワイ賑やかでハッピーな宴。日本人は友人を無意識にグループ分けしたりする傾向があるけど、外国人はざっくばらんに「友達の友達は友達」という考えを素でいく。ベルリン時代を思い出す。サッカー話で盛り上がる。熱心なサポーターは、代表戦のみならずしっかりJリーグをフォローしている。

2月25日(金)
 午前中、メールなどの雑務。来週のスケジュールなどの調整。昼は、1000ドルハウスについて企画書を進める。午後は、F歯科医院の図面チェック。立面に赤を入れて模型をつくれる段階まで持っていく。

 夕方からいよいよ山のように溜まった領収書の整理をする。確定申告に向けてあれこれ準備をして、分別とエクセル作業。気がつけば深夜になっていた。まだ作業としては、全体の1/3もいっていないだろう。とほほ。

 ニュージーランドにワーホリで行っている友人が無事との連絡を受け、安堵するも、連日の被災者の報道を見てると奇跡としか思えない。しかも、まさにクライストチャーチに住んでいたらしい。彼の持ち前の明るさでこのクライシスを乗り切ってもらいたいと願うばかり。本当に人生何があるか分からないってことだけが分かっている。

2月24日(木)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。構造模型をハンダで今日も作り上げていく。かなり骨格が立ち上がって、構造のアイデアが明確に表現されている。1/30模型も進めていく。その他、電気自動車についての調べもの。

 大阪マラソンのエントリーも済ませる。あとは、抽選に選ばれるのを待つのみ。東京マラソンに三度連続で外れているので是非とも大阪は走りたい。きっと時期としては、「内田邸/道場」の完成を自分でマラソン完走と祝いたい。人生四度目のフルマラソン。

 昼、F歯科医院の立面をスケッチして四面すべてを完了。いよいよ形がまとまってきた。図面化作業の開始。夕方、新宿にて東京電力とリビタによって企画されたリノベーションのコンペ説明会に参加。トンボ帰りで事務所に戻って、「内田邸/道場」の展開図にスケッチ。

 深夜、『希望とは自分が変わること』を読み進める。少しばかり早寝早起きを心掛ける。きっと三日坊主だが。

2月23日(水)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。昼、「内田邸/道場」の基礎関係の図面チェック。続けて展開図を整理していく。模型の進め方を考える。

 夕方、神保町の三省堂にて池田清彦×内田樹『「不正義」の話をしよう』トークイベントを聴く。席に着くや否や司会の言葉もなくお二人は何とも息の合ったトークが弾む。愉快で豪快な話は、虫の標本の話やヴォーリズの天守閣案から始まって、グローバリゼーションとローカリティーにおける二元論の危険性などについてまであっという間の一時間。締めは「だましだましやる(池田)」と「一日八時間から九時間寝る(内田)」ということだった。

 帰宅後、美容サロンの見積り第一弾をチェック。当然予選を大きくオーバーしているのだが、しっかりとまとめたい。深夜、買ったばかりの『希望とは自分が変わること』(養老孟司、新潮社、2011)を読み始める。

2月22日(火)
 午前中、隈ジムの藤原さんと青野女史と目黒で1000ドルハウスの打ち合わせ。ざっくばらんにあれこれ話し合って、有意義な意見交換。今後の具体的な動きの進め方についても検討する。

 昼、F歯科医院の立面と断面をスケッチ。午後、友人が宝石商の友人を連れて来所。同世代が異分野で頑張っていると大いに刺激を受ける。初対面とは思えないシナジーもあり、近く一緒にプロジェクトに参加したい。楽しみ。

 夕方、渋谷のホテルにて新潮社の前田さんと足立女史と合流。革ジャン姿の内田先生も登場し、二時間弱の取材。また面白い話を伺った。夜は、事務所に戻ってメールなどの雑務。CGの仕事の修正を済ませて、送信。深夜、「内田邸/道場」の展開図をあれこれチェック。

2月21日(月)
 午前中、メールなどの雑務。道場部分の1/30模型を一気に建築全体までつくることに決める。作業も開始し、えらく大きな模型だけど、小さな建築をつくってるのと同じなのでしっかりと立ち上がる空間の確認作業を重ねたい。

 F歯科医院のスケッチを進める。「内田邸/道場」の平面詳細図をチェックし、展開図にも赤を入れる。夕方、建設会社勤務の友人が来所。久しぶりの再会であれこれ近況報告。夜は、不動産関係の友人たちが来所。ビールを飲みながら色々と今後のコラボレーションについて話しあう。深夜は、目黒のバーに行ってまた別の友人たちとウィスキーを飲む。ツイッターから始まって哲学談義に盛り上がる。

2月20日(日)
 午前中、メールなどの雑務。原稿を書き進める。本を読む場所によって文章の印象が変わるように、文章を書く場所や時間帯によっても色々と作用されるように感じる。

 午後、F歯科医院の平面をスケッチ。平面が動き出したので、立面と断面も考え始める。新しい敷地、新しいクライアント、新しいプログラムなので感覚を自由にしてコンセプトから考えたい。

 夕方、昨年秋に完成した『青空空間』にて季節外れの新年会へ。ヨガスタジオにこたつを持ってきて美味しいチキンを頂きながらワイワイ。オープンして半年弱、よく掃除をするとのことでとっても綺麗に使われていて夏の工事を思い出す。途中、七里ケ浜の商店街を一緒に盛り上げていこうとしていたアパレス・ブランド・ショップの『ムームーへヴン』が今日で閉店してしまうとのことで陽焼けした素敵な社長さんに挨拶。ハワイと七里ケ浜の絶妙なシンクロを感じていたのだが、きっとまた面白い次なる展開になっていくだろう予感を早くも感じた。夜までこたつを囲んでヨガの先生たちと楽しく話し込む。好きなアイリッシュ・ウィスキーのジェームソンを飲み続ける。

 深夜、雨の中帰宅。昨日友人にもらったゆずを風呂に入れて暖まる。来週のトークイベントの予習も兼ねて『これからの「正義」の話をしよう』を拾い読みしながらの再読。それからCGの仕事の赤入れ。三つ目のバリエーションをスケッチして送信。

2月19日(土)
 午前中、メールなどの雑務。事務所では「内田邸/道場」の構造模型をハンダで作り続けている。もうすぐ折り返し。1/30模型も二階プライベートゾーンを開始。F歯科医院の平面も図面化作業。

 昼、新宿NSビルにてAプロジェクト主催の第二回シンポジウム。大島さんと挨拶。谷尻誠さんがまず自作を二つ紹介。「関係のない場所」という切り口で自身の設計手法を飾らない言葉で語り、続いて永山祐子さんが「丘のある家」を「見えてるけど行けない場所」などポエティックな言葉で自身の建築を説明。身体の自由度と精神の自由度は違うのではないか、そのためにも身体的感性、プリミティブな身体性を頼りに設計したいという言葉が印象的。最後は隈ジムの藤原徹平さん。「わたしたちの住むことの前提」と題して、時間の変化/主体の変化/地球の一部/ストックとしての住宅というミニレクチャー。日本の住宅のあり方を実に明快かつ社会的でマクロな視点から読み解く作業。締めにポンペイの遺跡の平面計画/バラガンとアールトの豊かな内部空間について住宅の内外の空間のもち得る意味についての問題提起。質疑応答も含めてあっという間の三時間。終わってから登壇者らとも挨拶し、自分の四つ、五つ上の世代の感覚に共感し、大いに刺激を受ける。70年代半ば生まれの建築家たち。新宿を横断して世界堂で模型材料の買い出し。

 夜、高校時代からの友人の誕生会。もう出逢った時の倍だけ年月を重ねたけれど、何も変わっていないことに気づく。相当久しぶりな再会だったが、実に暖かい人たちとワイワイ盛り上がる。レイモンド設計の別荘を山中湖にもっている話に食いつき、今度ご一緒することになった。お茶の先生をしているという方もおられ、帰り際にご自宅を案内してもらい、立派な木材で組まれた茶室のある住宅だった。時間に耐える建築は実にいい表情をしている。

 深夜、『エンター・ザ・ヴォイド』(監督:ギャスパー・ノエ、2010)のDVDを観る。七年前、当時大学院の修士設計をしていた頃、『アレックス』という映画を観た衝撃は今でも忘れない。過激なヴァイオレンスの映像が取り上げられがちだが、時間を操作するその秀逸な脚本と本質的な愛の物語は感動的。時系列で物語を語らないことで、より人間の記憶に近い方法で物語が伝えられるため映画を観ながら何度もはっとする。フランス語訛りの英語がまた東京という都市で撮影された映画としてしっくりきた。何よりあのような東京の映し出し方をした監督はいただろうか?自由にトリップするカメラワークスが映し出す東京は、部屋という空間の単位が消滅し、廊下も、建物も、路地もすべて等価に画面に登場させる。対象との絶妙な距離感で近づいたり、離れたりすることでもはや東京という都市そのものすべてがヴォイドのように感じられた。外国人映画監督による東京と比べても、カラックスやヴェンダーズの撮った東京とも違うし『ロスト・イン・トランスレーション』や『バベル』の中のステレオタイプ化された東京とも違う。ロラン・バルトを出すまでもなく「ヴォイド」という視点でこそ東京が一つの強度をもって立ち上がることをノエ監督は示した。また名作の絶対条件でもある音楽もまた素晴らしかった。「G線上のアリア」が見事にリンダの家族愛/兄弟愛/恋愛に絡まれた複雑な心象風景をシンプルに表現していて、映像との相乗効果を生み出していた。しかし、前作同様、執拗に長いセックスシーンとバイオレンスシーンの連続で観る者を突き放しながらもを刺激するのだが、その裏には何にも代え難い本質的な「愛の物語」がある。だからノエ監督の作品は必見であり、歴史に残ると思っている。

2月18日(金)
 午前中、メールなどの雑務とデスクワーク。「内田邸/道場」の議事録をまとめて送信。昼、CGの仕事の打ち合わせ。後少しだが、あれこれと微調整が続く。もう一頑張り。美容サロンの平面や展開図についてもろもろの修正作業。

 午後、大坊珈琲にてアルテスパブリッシングの鈴木さんと打ち合わせをし、道を渡って「ほぼ日イトイ新聞」のオフィスへ。渡辺女史と企画の打ち合わせ。自己紹介から始まって、一時間ちょっとたっぷりと話し合う。実に反応もよく面白い話を沢山聞かせてもらう。まだまだ未知数だが、是非とも一緒に仕事したいと思った。オール・ウッドの内装も木の香りが漂う素敵な空間。最後にオフィスを案内してもらい、素敵な縁側や和室まである心地よさ。

 夕方、事務所に戻って「内田邸/道場」の展開図をチェック。外壁についてもあれこれ考える。夜、空を見上げたらとっても月が綺麗だった。まん丸お月様。

 深夜、買い直したばかりの文庫版『ためらいの倫理学』(内田樹、角川文庫、2003)の再読をスタート。初めて読んだ内田先生の本だけど、今読んでも実に面白い。久しぶりに読んでもソンタグ批判は切れ味鋭い。五夜連続の「小説ラジオ」もついに最終回。高橋源一郎さんのツイートはいつも読んでいたが、小説家によって書かれる文章が生まれる、その瞬間を映像として見ながら読むリアルタイムの文章は全く次元の違う心の部分を刺激する。緊張感が伝達するような感覚。実に面白い企画だった。また、夕方、打ち合わせをした際に、ツイート現場であるペンギンスタジオを見学させてもらい、曲線の壁が印象に残る。

2月17日(木)
 午前中、メールなどの雑務。ホームページのアーカイビング作業と美容サロンの修正作業を進める。打ち合わせの準備を進めて、「内田邸/道場」のハンダ構造模型を進める。事務所がまた香ばしい匂い。

 夕方、上野にて河野鉄鋼の工場長らと合流し、現場打ち合わせ。模型と図面を見てもらい、すぐにデザインを理解してもらい、早速現場の設備関係のチェックや測量をし、お施主さんともあれこれ話し合う。実にテキパキを対応して頂き、このままうまく進めて工事が出来ればまたワクワクする空間になりそうで楽しみ。七里ケ浜のヨガスタジオを設計した時と同様、とてもスムースな意思疎通がタイトな工期と予算の時は絶対条件。しっかりと頑張りたい。

 夜、事務所に戻ってデスクワーク。読みかけになってた『暗闇五段』を読み終わる。『もうれつ先生』からの展開も含めて実に楽しませてもらった。やはり、半世紀も前の漫画にこれだけ感情移入できるのは何ら不思議ではないと再認識。だって、よく考えたら小津映画だって今でも現代的。良質なものには、建築もそうだけど、時間に耐える強度がそこにある。

2月16日(水)
 天気は快晴。午前中、綺麗な六甲山を眺めながら電車に揺られて三宮まで行く。中島工務店の神戸支店にて打ち合わせ。昨夜の内田先生との打ち合わせ結果の報告と細かい設計の話。地盤改良/行程/基礎/プレカット/納まりディテールなどについて四時間弱みっちり打ち合わせ。

 午後の新幹線で東京に戻り、メールなどの雑務。夜、表参道のSMOKEにて黒崎さんと安部さんらと1000ドルハウスやその展開についてあれこれ話し合う。安部さんの「島キッチン」についても詳しい話を聞き、仮設建築やバラックの面白さについて意見交換。

 深夜、「内田邸/道場」プロジェクトの言語化作業。自分でも納得のいく文章を書くのに時間がかかる。毎日こうしてeverydaynotesで駄文を書き連ねているが、日常を記録する要素の強い自分への日記と形のない思考を他者への文章にするのとではまた違ったハードルがあり苦戦する。八枚まで書き上げて就寝。

2月15日(火)
 昨日の雪が嘘のような快晴。昨日かけられた東京の白い絨毯は姿を消していた。午前中、メールなどの雑務。色々とまた新しいことが少しずつ動き出しているのでしっかりと実現したい楽しみなプロジェクト。柱や窓枠の原寸模型たちを箱に入れて準備もそこそこに品川へ。新幹線で神戸に向かう。車中、原稿の構想をあれこれとまとめていく作業に熱中していたらすぐに新大阪に到着。

 夕方、現場にて中島工務店と合流し、建物の位置関係を杭とロープで最終確認。その後にしむら珈琲にて二時間の打ち合わせ。左官の色味サンプルをもらい、プレカットやこれからの工事工程などについても話しあう。

 夜、内田樹先生夫妻と打ち合わせ。建物の配置や外壁左官の色味、大黒柱の断面、窓枠の造形などについて。持参した原寸模型などを見ながら話し合う。そのまま、三人で阪神御影駅近くのフレンチレストランで食事。設計の打ち合わせの続きも早々に、話題は、バリ島ゼミ旅行、『ワンピース』と『もうれつ先生』の漫画、ツイッターというメディアの面白さ、道場のネーミング、共同体のあり方(秩序と多様性)、教育/教えるということ、最後は映画について(監督はウッディ・アレンやラース・フォン・トリア、俳優はジョニーデップやブラピなど)大いに盛り上がる。実に濃厚で知的にエクサイティングな食事だった。もちろん、お料理も海鮮物から牛肉の赤ワイン煮混み、締めにヤギのチーズまでとっても美味しかった。ワインも手伝って、帰りの電車はぐっすり寝た。深夜、奈良の実家に帰宅。熱い風呂の入って寝る。二月もあっという間に折り返し。

2月14日(月)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。「内田邸/道場」のプレゼン資料を仕上げていく。細かい図面チェックに模型の写真撮影をし、打ち合わせの準備を進める。関西の豪雪を心配して京都の美山町に電話したら小林さんは「年末年始の寒波に比べたら大した雪でない」というので一安心。しかし、人の心配をしていたら東京が冷たい雨から雪に変わってシンシンと夜には本降りになった。夜、外壁の幕板の原寸スケッチを繰り返し、左官について考える。最終的に二案をピックアップ。

 深夜、小説家の高橋源一郎さんが糸井さんのほぼ日の企画でいつもの「小説ラジオ」を創作している姿をUstreamするというので見入る。実に淡々とキーボードを叩く音だけがする100分間のライブを堪能。既にツイッター上の「顔の見えないの読者」を想定しながら書かれている文章なので、終わってからの糸井さんとのプチ対談でも「どうだった?」という質問に「あまり関係なかったね」という言葉が印象的。つまり、既に頭の中で読まれる事がリアルに想定されているということは、そこに視覚的に見られるということが加わっても本人にとっては影響なく、恐ろしい集中力でもってあれだけの文章を生み出せるということ。詳しくはツイッター上で自分のメモとしてつぶやきました。それにしても時間/場所という意味において斬新かつ現代的で興味深い体験をさせてもらった。きっとこうしてゆっくり時代は変わっていくのだろう。この冬きっと最初で最後の白い東京を眺めてから寝る。

2月13日(日)
 午前中、庭園美術館にて『20世紀のポスター<タイポグラフィ>』展を見る。いきなりリシツキーの1929年ソヴィエト連邦展のポスターに見入る。タイポグラフィにおける言語の違いについて英語/ドイツ語/日本語とそれぞれ印象が全く異なることについて考える。ウィーンのゼセッシオンのポスターを明らかに模倣したアメリカのポスターに漂うのはやはり過剰な変形が施されてヨーロッパ的なものでなく、アメリカ的なものになっていた。また、ポスターという流通するものが時間/時代を経てこうして美術館で展示されているとベンヤミンのアウラらしき何かが宿っているようにも感じた。複製物とはいえ、当時の印刷技術や紙質が今見ても美しい強度を持っていた。ポスターそのものの大きさというのもきっと大切な要素。また、用途としても展覧会のためのポスターから選挙用ポスター、宣伝ポスターなど社会における多様なメディアとしての役割を果たしていたことを再認識する。オリヴェッティのポスターが印象的。帰りがけ、庭園を散歩したら梅が咲き始めていた。春の訪れもすぐそこ。

 午後、神奈川芸術劇場へ。久しぶりの演劇鑑賞。チェルフィッチュの『ゾウガメのソニックライフ』(作・演出=岡田利規)を観る。「日常」の何でもない部分を描いているという点において過去の作品と背景にあるものは変わらないのだが、今回は「定住」という切り口を満載に叫ぶことでどこか平凡な「日常」の中から安易な「非日常」を取り込むことで感じる幸福をどこか批判しているように感じた。そう言う意味においては、今回の作品はいつになく演者と観客の間の境界線が解け合って、舞台上で起きてることが観客の思考していることに近く感じられて面白かった。また、今回は舞台美術もビデオ映像があったりして何だかベルリンのフォルクスビューネを思い出さずにはいられなかった。肉眼で見えている演者とスクリーンに見えている演者が違ったスケール感で迫ってくるのが観客の思考を誘発するのに効果的だったように思う。『フリータイム(08)』でファミレスの机と椅子が突き刺さっていたのが印象的だったトラフの舞台美術なので、今回のステンレスのバーも地面からつく刺さった大きな地下鉄のレールなのか、はたまた登り切ることの出来ない現実世界の梯子のメタファーなのではないかと思ったりもした。

 夕方、事務所に戻って仕事。美容サロンの昨日の打ち合わせの議事録を作成し、今後の進め方についてあれこれ考える。「内田邸/道場」のプレゼン項目を整理して、リストアップしていく。

 夜は、『茶の間の正義』(山本夏彦、WAC、2011)と『普通の住宅、普通の別荘』(中村好文、TOTO出版、2010)を読み進める。深夜、ちょこっとドローイングに手を加えて就寝。BGMは、スタンゲッツの『People Time』。天気もよかったし、何だか日曜日らしい日曜日を過ごしたのは久しぶり。

2月12日(土)
 午前中、メールなどの雑務。昼、美容サロンの模型写真を撮影し、プレゼンテーション資料を完成させる。午後、美容師さんのクライアントが奥様と可愛いお子さんと来所。早速、模型を見ながらプレゼンし、コンセプトの説明。デザインの進め方を伝えた後は細かい質疑とこれからの進め方。熱心に聞いてくれて、全体の方針に問題無し。具体的に進めていくことを約束し、早速来週は職人さんと現場チェックのアポを取る。二時間の打ち合わせは
万事うまくいき、無事緊張のファーストプレゼンを終える。控えめなお子さんが模型を笑顔で覗き込んでいたのが最も印象に残る。

 夜、友人たちと遅い新年会。美味しいワインとフレンチ料理を食す。大学の友人を通して広がった大切な仲間たち。実に楽しい食事をし、まさかのカラオケという展開へ。奥田民生/サザン/ミスチル/ドラゴンアッシュ/尾崎豊と我々世代の青春ソングが連発し、いつぶりかのカラオケを大いに満喫。トリは、マイケル・ジャクソン。締めのらーめんまである完璧な遊びっぷり。

 深夜、マンガ『暗闇五段』を読みながら寝入る。

2月11日(金)
 午前中、メールなどの雑務と「内田邸/道場」の窓枠原寸模型のオペレーション。美容サロンの方もプレゼン模型を仕上げていく。

 昼、F歯科医院の平面をスケッチ。漠然と浮かんでいたイメージを平面図として機能することを確認しながらの作業。ラフにまとめて、寸法関係を整理して精度をワンランク上げて平面をスケッチ。色々と考えていたので、いよいよ建築として形にするタイミングに来た。

 夕方、窓枠の模型が三つ完成し、確認。原寸だとまた違った印象で設計を考えることが出来て楽しい。美容サロンの方も細かい仕上げもチェックし、明日の打ち合わせの準備も進めていく。

 夜、シンシンと雪降る中、友人たちと外苑前で合流して飲む。深夜、ほろ酔いなものの、寝られなかったのでカサンドラ・ウィルソンの新譜を聴きながら大きなドローイングにペンを入れる。面白くなってきたが、着色作業までもっていくにはもう少し時間がかかりそう。

2月10日(木)
 午前中「内田邸/道場」の構造模型をハンダでつくるためのオペレーションとメールなどの雑務。昼、キッチンとエントランスなどについて諸々の対応。午後、立面図のスケッチと開口部周りのディテールを検討。夕方、美容サロンの展開図をまとめていく。事務所はハンダの焼かれる香ばしい匂いが漂うも、とても精度の高い模型になりそうで見ていてワクワクする。

 夜、美容サロンのプレゼンテーション資料を整理する。深夜、コンセプトスケッチを何度も繰り返し描き、納得の行く一枚をやっと完成させた時点でガス欠。送って頂いた『暗闇五段』をついに読み始める。『もうれつ先生』に続き、寺田マンガはやはり想像を裏切ぬ面白さにはまっていく。

 最後に告知を一つ。ミサワホームのAプロジェクトに企画して頂いたシンポジウムがインターネットで公開されることになりました。昨年9月に内田樹先生と五十嵐太郎さんを交えて話したものです。タイトルは『どこへ向かうの?日本の「住まい」』。五回に分けて毎週木曜日に更新されるとのことです。何分五ヶ月前のイベントですので「内田邸/道場」の最新のデザインは変わっていますが、どうぞご一読ください。宜しくお願いします。(http://www.a-proj.jp/event_r20100911_01.html)

2月9日(水)
 午前中、メールなどの雑務。「内田邸/道場」の檜の大黒柱の断面検討を進める。視る角度によって色んな表情が生まれるための工夫をし、早速1/2模型を幾つか作ってチェック。

 午後、美容サロンの平面図をスケッチし第一案を決定。こちらも少しずつ方向性が見えてきたのでコンセプトを整理しながら図面化し、プレゼンテーション資料を準備する。依頼されたロゴデザインの方も考えて三つのバリエーションをつくる。

 夜、美容サロンの展開図のイメージをあれこれスケッチ。思い立って、『下流思考』(内田樹、講談社、2007)の再読をスタート。子供たちが学校で使用可能な貨幣が「不快」であり、そこから「学びからの逃走」や「労働からの逃走」についての構造をひも解いていくのが面白い。

2月8日(火)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。昼「内田邸/道場」の立面を再度整理してスケッチ、大黒柱の原寸模型の検討を考える。先週の打ち合わせの議事録を作成して送信。午後、一連のプロジェクトの言語化作業としての連載の企画書をつくる。CGの仕事のチェックバック作業もスピーディーに対応してもらい面白くまとまりそう。

 夕方、青山のアシェット婦人画報社にてモダンリビングの編集者である佐藤女史と打ち合わせ。何か形にして発表できるようにしたい。夜、ジャイル4階にあるバーSMOKEにて黒崎さんらと1000ドルハウスの打ち合わせ。隈事務所の藤原さんとイベント・プロデューサーの井出さん、編集のアンディー、黒崎事務所のトモジくんの総勢6人という異色メンバーでたっぷりブレストする。多くの脱線も含めて深夜まで話し合うことが出来て、色々と見えてきた。キーワードは「アンテナ」と「物差し」。あとは、実質的な製作チームをつくってエンジンにガソリンを注入せねば。

 アンディーと一杯飲み直しながら、また別件の相談も含めてキャッチボール。深夜、雪降る東京をチャリで帰宅。熱いシャワーを浴び、明日の仕事の準備を進めて寝る。

2月7日(月)
 午前中、メールなどの雑務。午後「内田邸/道場」の申請関係の修正作業やチェックバックを繰り返し、電話とメールの連続。CGの仕事のフィードバックも早速進めて、すぐに対応してもらう。夕方、1000ドルハウスプロジェクトの打ち合わせ準備のため原宿の黒崎事務所へ。色んな話が飛び交う中で、根本的なところの共通認識を確認しながらいかにして面白くて有意義なことをするかについて話し合う。明日、またメンバーを増やしてコンセプトメイキングしたい。

 夜、「内田邸/道場」の立面図の開口部周りや細かいディテールのアイデアをスケッチする。深夜、美容サロンの平面をあれこれと試してスケッチ。サロンのロゴも考えて、イレラで作成。頭を切り替えるために文章を書く仕事のための構想を考える。

 最後に告知を一つ。「内田邸/道場」の工事をしてもらっている中島工務店の方々が「現場レポート」という形で地鎮祭から写真も含めてブログを書いていますのでどうぞご一読ください。宜しくお願いします。(http://www.npsg.co.jp/residences/reports/cat36-1.html)

2月6日(日)
 午前中、メールなどの雑務。昼、久方ぶりにリスペクトカフェでランチをして、ABCにて都築響一さんの『ROADSIDE USA』(アスペクト、2010)出版記念トークイベントを聞く。摩訶不思議なアメリカの風景を都築さんの独得な臭覚で見つけ出していく様に関心、感動する。一人でレンタカーを借りて取材する話からストーンヘンジのイミテーション、地面に刺さったキャデラック群などとにかく面白すぎる珍世界を紹介。トークイベントを通して、発見者である都築さん自身が一番興奮して楽しんで仕事していることが何より分かった。

 夕方、友人に誘われてヨガレッスン。しかし、自分の体が重くて、すっかり固くなっていることを認識し、自己嫌悪。食事制限とランニングをちゃんと再会せねば。どっかのマラソンを登録して気合いを入れないとね。夜は、岩本町にてホーヴァール・ステューベ・カルテットのライブを聴く。ノルウェーのジャズ・ギターの新星、実に奥行きのあるジャズ音楽を聴かせてもらった。指先が踊る様なギターとドラムのリズムにサックスが乗って、ベースがゆっくりと絡み合う。北欧の風景を思い浮かべながら実にリラックスした気分になる。

 深夜、メールなどの雑務と原稿のチェック、CGの仕事のチェックバックをして送信。気がつけば四時を回っていて、長い充実した日曜日が終わる。

2月5日(土)
 午前中、ゆっくりして早い昼食を食して電車に乗って帰京。京都からの新幹線でゆっくり読書。『建築における「日本的なもの」』を読み進める。「内田邸/道場」のプロジェクトをいかようにして言語化できるかについてもあれこれ考える。

 午後、事務所に戻って仕事。出張での打ち合わせについてあれこれ整理してデスクワーク。CGの仕事のブラッシュアップ作業も進める。

 夜、友人たちと新年会。皆、忙しい連中でなかなか会えないが、元気にやっているようでいつも良いエネルギーをもらう。深夜、メールなどの雑務とほろ酔い気分でドローイングに少しばかり線を加える。大きいのでなかなか先は見えないがこれまたハッピーな作品になりそうで楽しみ。

2月4日(金)
 午前中、山本画伯とゆっくり朝食。アトリエに入る南の光が気持ちいい。準備もほどほどに住吉の現場へ。昨日不在だった近隣挨拶を済ませて、中島工務店の神戸支店にて打ち合わせ。

 まずは、左官職人の井上さんと外観について話し合う。模型を見ながら、立面コンセプトを説明し、あれこれと今後の進め方を話し合う。準備したスケッチも見ながら、素材や表情、色味について方向性を決める。続けて中島工務店のメンバーと申請関係の対応と軸組のプレカットについて、細かい壁の納まりと細かい取り合いについて打ち合わせ。その場ですぐにスケッチを沢山しながら話し合う。いよいよ具体的な事項が盛りだくさんでしっかりと意思疎通ができるようにコミュニケーションを重ねたい。実に濃厚な四時間半の打ち合わせだった。

 夜は、奈良の実家に帰る。『マイ・ブラザー』(監督:ジム・シェリダン、2009)のDVDを観る。途中から既視感に捕われ、『ある愛の風景』のリメイクであることを確信する。デンマークとアメリカ、舞台が変わっただけ(もちろん役者も変わっているが)で何だか受け止め方が随分違うように感じるのは、何故だろう。

2月3日(木)
 朝、梅田に到着して住吉へ。雲一つない快晴。駅ビルのカフェにて冷えた体をモーニングセットで暖める。九時、現場にて中島工務店の方々が地鎮祭の準備を手際良く進めていた。『芸術新潮』と『週刊現代』の取材陣も到着。甲南合気会の方々も来て頂き、実に賑やかになってきた。十時、内田樹先生夫妻が登場し、ついに地鎮祭が始まる。清々しい気持ちになり、土地の神様に工事の安全祈願を願う。僕も初めての鎌入れをする。エイっ、エイっ、エイっ。内田先生も実に気合いの入った鍬入れをして、中島工務店社長も鋤でしっかりと締めてくれた。小一時間で地鎮祭が終わる。みんなで記念撮影。続けて近隣挨拶をする。

 昼は、内田先生夫妻と中島工務店のみなさんとで昼食会。社長さんの加子母の山の話から始まって左官職人の井上さんによる土の話について話しながら大いに盛り上がる。それから内田先生宅にて設計の打ち合わせ。外壁のデザインについてあれこれ話し合う。

 夕方、武庫之荘にて『芸術新潮』の前田さんと再度合流し、山本画伯のアトリエにて顔合わせを含めた打ち合わせ。山本画伯自慢のパスタでもてなして頂き、実に沢山の話を聞かせてもらって盛り上がる。この多岐に広がる多様な展開こそ「内田邸/道場」の面白さなのではないだろうか。

 夜、御影にて甲南麻雀連盟のメンバーと飲み会。麻雀以外で会うのは、実はこれが初めて。五人でワイワイ美味しい料理とお酒を頂く。スポーツや麻雀の話で大いに盛り上がる。その後、内田先生宅にて再度打ち合わせ。午後、決めかねていた立面デザインの方針を決めていく。

 深夜、武庫之荘の山本画伯宅に泊めて頂く。今日という一日について、それが辿っていけば一年ちょっと前に山本画伯に内田先生の『日本辺境論』を読んだ感想を電話したことから始まったということの驚きについて語り合う。2011年の節分は、実に記念すべき思いで深い一日となった。感無量の一言に尽きる。メールやツイッターでも多くの祝福を頂き、みなさん、本当にありがとうございました。いよいよ船出です!

2月2日(水)
 午前中、メールなどの雑務と明日の「内田邸/道場」の打ち合わせ資料の準備。外壁の開口部周りのスケッチを進める。

 昼、スタディー模型をチェックして、立面図の図面作業。夕方、三つのバリエーションが無事完成し、色々とコンセプトを整理する。夜、打ち合わせ資料をまとめて、諸々の準備をする。スタッフと二人で新宿から夜行バスに乗って、神戸へと向かう。明日はいよいよ「内田邸/道場」の地鎮祭である。最高の節目、何とも記念すべき節分になりそうだ。

2月1日(火)
 午前中、早稲田でスタッフと模型を手伝ってもらってる学生と合流し、穴八幡宮にて参拝。昨年から行くようになり、多くのご縁があったので感謝する。ついでに早稲田大学大隈講堂の中に入って、久しぶりにその重厚な内部空間を体感。続けて、石山先生設計の観音寺を見学。屋根の造形をはじめ、時間に耐えるデザインについてあれこれ考える。

 昼、事務所に戻って「内田邸/道場」の立面図をまとめていく。スケッチと模型のチェックに追われる。夕方、1000ドルハウスのスケッチも進める。

 夜、『建築とは何か』(藤森照信、エクスナレッジ、2011)を読み終わる。前半の藤森建築論も面白かったが、後半の建築家とのやりとりがとても興味深い。特に伊東豊雄/難波和彦/藤本壮介とのやりとりは示唆に富んでいて印象的。モダニズムやエコロジー、近代五原則について良質な宿題をもらった感覚。

 深夜、目黒川沿いをランニング。まだ体が重いが少しずつまた走る習慣をつけねば。その後、「内田邸/道場」の開口部についてスケッチを繰り返す。そういえば、夜のニュースでエジプトについての報道が日ハムの斉藤選手キャンプインより後になっていることに違和感を覚えたのは僕だけだろうか。野球の話題がまた始まって嬉しいのだが。

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