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『EVERYDAY NOTES』

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『OPENNING NOTE』

 
 

EVERYDAY NOTES - archive - 2010 july

7月31日(土)
 午前中、甥っ子と姪っ子をベビーシッター。子供たちの元気に振り回されるも笑顔に癒される。午後、白井版画工房へ。集中して四時間かけて二枚の小作にアクアチント作業。連日の作業で黒のグラデーションのバランスがうまく掴めて生産的な時間だった。
赤坂までの往復を自転車でしたら汗だくになった。

 夕方、再度子供たちと遊んでベビーシッター。会話もしっかり成り立つようになり、イノセントな成長に叔父バカぶりを発揮する。

 夜、届いた見積もりを調整し、デスクワーク。メールなどの雑務。読書も程々に子供たちの寝息をBGMに寝る。明日からもう8月だ。

7月30日(金)
 午前中、メールなどの雑務。シンガポールからの案件に対応する。昼、埼京線に乗って、松本康弘建築工房で打ち合わせ。近況報告もはじめ、色々と話し合う。6年以上も前に世田谷村の地下で過ごした時間を思い出す。そのまま、川越の一番街を二人で散策。黒漆喰が特徴的な古い建築群が続く。重厚な屋根の不連続な統一感というのが魅力的。時間に対して良い年齢の重ね方が出来る建築は美しい。示唆に富んだ散歩だった。

 夕方、事務所に戻ってU邸の平面図を再確認。構造のフィードバックを再度チェックして通り芯などを整理する。夜は、青山にてチャリティー・アート・イベント『Roses.』の打ち上げに参加。オーガナイザーの渕上さんを始め、参加アーティストなど初めて皆さんとワイワイ話すことが出来て楽しかった。年一回のイベントということから更なる展開について暑く語り合う。建築家としてまた違ったコミットの仕方についても話し合う。すごく楽しみなシナジーが起きそうだ。頑張りたい。


7月29日(木)
 午前中、ドガカードルの担当者来所。彩色されたドローイングに新しいフレームを検討。木目のあるアッシュ材を選択、来週にはお施主さんに手渡す予定。きっと喜んでくれるだろう。

 午後、U邸の1/50模型の進め方を検討。外部の素材をつくっていくことにする。立面図のスケッチを考える。もろもろメールなどの雑務。夕方、白井版画工房にて銅版画のアクアチント作業。丁寧に作業を進めて、一枚の銅版画を夜の風景に変えることが出来た。ムラもなくうまくまとまった。

 夜、代官山の『M』にて写真家/安藤毅の10周年記念展覧会のクロージングイベントに顔を出す。ベルリンに住んでいたという方など思わぬ出逢いもあり、楽しい会であった。写真もポートレートを中心に、それぞれ魅力的な作品が多かった。

7月28日(水)
 朝、新宿経由で京王線に乗って橋本へ。大学院時代、石山先生の世田谷村に二年間通ったので懐かしい。稲田堤駅では、当時設計していた星の子愛児園の姿も見えて存在感は健在。橋本からタクシーでむくどり保育園に向かう。朝比奈理事長を紹介してもらい、初対面とは思えない方でいろいろとお話を伺いながら子供たちが元気に走り回る保育園を案内してもらう。モノとの直接的なふれ合いに重点をおいた「モンテッソーリ教育」を取り入れた生き生きした子供たちの空間が広がっていた。乱暴な言い方であるが、モダニズムは白人成人(男性)社会を中心に据えて、インターナショナルスタイルとして世界に広がっていった中で社会的弱者(マイノリティー)としての老人/子供/身体障害者は排除されてきた。そんな子供たちの空間をどのような切り口で設計していけば良いのかということをずっと考えていた。「子供たちの家」というコンセプトは、スケールや動線計画といったこと以上に何か展開ができるはず。

 午後、乃木坂にてギャラリー間『デイヴィッド・アジャイ展 OUTPUT』を覗く。ロンドンで活躍するアフリカ出身の若手建築家ということ以外何も知らなかったが、事務所開設10年ちょっとでこれだけの質と量のプロジェクトを展開していることに驚く。また、チッパーフィールドとソット・デ・モーラの下で修行を積んだということを知り、彼の作品に二人の師匠の良き影響を読み取れた。初期のパヴィリオン建築から住宅作品、商業ビルまで模型と写真が展示され、圧巻なのは最新作であろう「モスクワ経営管理大学院」。円盤状の基壇部からにょきにょきと幾何学ファサードに覆われた四本の学習棟が突き出しているデザインが印象に残る。京都に留学していたということも知り、やはりアジャイ氏の中にある深く豊かな多様性がこれらのデザインの触れ幅の大きさになっているのだろう。

 続けて、21_21『"これも自分と認めざるをえない"展』を覗く。表現研究者である佐藤雅彦氏によるディレクションで「属性」をテーマに五感に訴えるウィットに富んだ展覧会。ラース・フォン・トリア監督の映画『ドッグヴィル』を模した黒板にチョークで線を引いたかのようなドライでシャープな会場をつくり、初めて体験するような不思議な参加型展示の数々が面白かった。テクノロジーの発展が人間と社会の属性に無意識の内に影響してくることを思わせる。招待作品としてアントニー・ゴームリーの自身の体の型をくりぬいたコンクリートの塊が新鮮で見入る。いつもの「人型」をそっくり反転させるだけで何とも不気味な雰囲気を醸し出していた。

 夜、事務所に戻ってメールなどの雑務。もろもろ今日のインプットを整理する。U邸の進め方を確認し、銅版画やドローイングを整理する。

7月27日(火)
 午前中、メールなどの雑務。U邸の図面チェック。断面の修正を進めて、打ち合わせの準備をする。午後、金箱構造設計事務所にてU邸の構造キック・オフ・ミーティング。最新図面と模型を見ながらコンセプトを説明し、構造計算の進め方と考え方を話し合う。複雑な屋根の架け方を早速スケッチして方針を確認する。二時間みっちりと打ち合わせ。
事務所に戻ってフィードバック。

 夜、ロンドンから夏休みで来ているフランス人の友人らと合流。沢山のフランス語が飛び交って理解できなくとも何だか耳に心地よい音として入って来る。蒸し暑い一日を締めるのにはオープンテラスで冷えた白ワインに限る。

7月26日(月)
 午前中、河野鉄鋼の工場長が来所。七里ケ浜プロジェクトの打ち合わせ。二時間みっちり模型を見ながらのデザイン/見積もり調整。新しい手すりのアイディアも出てきて、小さな仕事だがしっかりとまとめるまで後少し。河野工場長ともこうして再会し、仕事ができるのが楽しみ。

 午後、U邸の図面作業。平/立/断を一通りまとめて細かいポイントを修正していく。赤を入れて、プリントアウトの連続。メールなどの雑務。色々と新しい案件の話もあり、出来ることはやりきりたい。ものごとにはタイミングがあって、そうした波を感知するアンテナを磨き続けるのも大事な仕事。

 夕方、桑沢デザイン研究所へ。前期「デザイン論」の最終講義。佐々木先生は、シンプルに「デザインとは?」という問いを学生たちに言葉で与え、それぞれが前に出て発表する。人前で話すことの難しさ、大切さを感じ、プレゼンのコツはとにかく自分の言葉で端的にはっきりと大きな声で話すということに尽きる。人に何かを伝えるということはその方法すべてに関わることがデザインするためのポテンシャルがあることに気づいた学生はいたのだろうか。最後に僕も自分なりの解答を皆に話す。

 「デザインとは「くせのある水」である。何かを作り出す行為がハード(建築)であれ、ソフト(行為)であれ、不定形の定形であるとするならば、クリエーターは「くせのある水」であってほしい。それは多様なクライアントの提示する夢の器(要望)に対してスムーズにフィットする水でありながら、一くせあることで社会性を獲得し得る差別化を図った上で、結果として喜びや幸せに導いてほしい。その時に最も大切なのは深く豊かな「他者への想像力」である。」

 夜、食事も程々に事務所に帰って再度U邸の図面チェックを進め、明日の構造打ち合わせの準備をする。

7月25日(日)
 午前中、打ち合わせの準備。午後、事務所のスタッフを誘って代々木にある放射冷暖房のPS社ショールームへ。「歌で世界一周」と題したレクチャーサロンコンサートを除湿された心地よい室内環境で聴く。ピアノ伴奏に合わせてソプラノとテノール歌手によるコンサートは、20人ほどの観客に対してとても贅沢な体験だった。イタリア語/ドイツ語/フランス語/日本語/英語でのオペラを同時に聴くと、やはり圧倒的にイタリア語の音の美しさが際立つ。

 夕方、横浜に移動して七里ケ浜プロジェクトの打ち合わせ。持参した模型を見てもらいながら決定事項と見積もり項目のチェック。ここからが勝負所。ヨガ教室としてのプログラムやその後の拡張性、ロゴデザインなどについてあれこれ打ち合わせ。大学時代の同級生がそれぞれに違う分野で働き、こうしてコミットするのはとても勉強になる。同じキャンパスで勉強していたのも10年前のこと。タイトな時間と予算だが、しっかりと良いものになるように努力したい。

 深夜、メールなどの雑務。スイスの「氷河特急」で事故があったらしい。僕も10年前、ピーター・ズントーの建築を観にクールという地方都市からツェルマットに向かう「氷河特急」に乗り、その車窓から広がる山々の美しさに着席するのを忘れたほどである。壮大な自然の風景を観ているというよりは、壮大な風景の中にすっぽり入っているというその距離感が圧巻。思えば当時もたくさんの日本人観光客の方々がいたのを思い出す。事故にあわれた方々のご冥福を心より祈りたい。

7月24日(土)
 あまりの暑さに寝起きが悪い。相変わらずの猛暑が続く。
午後、メールなどの雑務。青山で打ち合わせを一本。夕方、ギャラリー「ときの忘れもの」にて開催中の展覧会『トリコロール2010』のトークイベントに参加。それぞれの作家さんが平面/彫刻作品でお互いの世界観をぶつけ合っていて、興味深かった。やはり、女性が三人というところに何か意図があるのだろう。

 本屋で多和田葉子さんの新作を発見し、ジジェクの新書と共に買って帰宅。ゆっくりデスクワーク、ホームページのアーカイビング、もろもろの計画を立てる。明日の打ち合わせの準備をして、早めに寝る。七月も気がつけばあと一週間。

7月23日(金)
 午前中、代々木上原にある展示会場に自転車で行って、ドローイング『Roses of City』を搬入して、チャリティー・アート・イベント『Roses.』のオーガナイザー渕上さんの好意で三日間展示させてもらう。

 滝のような汗でシャワーを浴びて昼から仕事。七里ケ浜プロジェクトの方向性を整理してスケッチ下地を進める。午後、U邸の図面チェック。立面と断面のまとめを仕上げる。夜、メールなどの雑務。しかし、陽が暮れてもムンムン暑くて体力が消耗する。

7月22日(木)
 あまりの暑さに何度も目が覚める。そして、無心で冷蔵庫に行くのは今まで何度も経験したが、なんと裸になって勝手にシャワーを浴びて二度寝。

 午前中、七里ケ浜プロジェクトの見積もりが上がってきたので、それぞれの数値や金額をチェックして方針を確認。密にお施主さんと連絡を取り合う。模型写真も撮って送信。

 午後、U邸の平面図を再度チェックし、立面をスケッチ。夕方、七里ケ浜プロジェクトの見積もり調整のために来京中の建設会社勤務の友人と打ち合わせ。大枠の方針を確認して、これからの進め方を話し合う。

 夜、建築雑誌である『建築と日常』と映画雑誌である『nobody』によるコラボ企画、『建築と映画の夕べ』をINAXギャラリー8階にて参加。『ラ・ジュテ』(監督:クリス・マルケル、1962)というスチール写真の連続にナレーションの乗った良質な紙芝居のような美しいショートフィルムを見る。記憶と時間というテーマで映画と建築によるクロストークを試みるもなかなか映画/建築のとちらかに偏ってしまい、共通言語を見いだすのは難しいと思った。しかし、断片の連続にひそむ「空」という建築家富永譲氏の話など面白かった。それぞれのボーダーを超えていくようなメディアの挑戦に共感する。

 深夜、メールなどの雑務。もろもろ進行していることをしっかりと取りこぼさないで対応していく。明日からまたドローイングを展示会にて飾ってもらうのでまた新しい反応が楽しみだ。

7月21日(水)
 午前中、渋谷まで模型材料を買いに行くも、自転車での往復にヘトヘト。汗だくな体をシャワーですっきりさせて仕事。七里ケ浜プロジェクトの模型を仕上げていく。同時に見積もりも上がってくる。予算内に収める工夫をあれこれ考える。

 夕方、U邸の平面図をチェックして、打ち合わせした内容を反映できたので、続けて立面図/断面図を整理していく。友人から3331千代田アーツでの公募展のお誘いが届く。早速、ドローイングの出展を検討する。

 夜、夏バテしそうだったので、一人でとんかつの「とんき」に行く。さすが老舗、大将の客順やオーダーの暗記はいつも通りすごいのだが、ご飯やキャベツのおかわり対応のみならず、とても行き届いたサービスの質の高さに感心する。もちろん味も絶品。店を出る時の笑顔の挨拶も何だか気持ちがいい。

 深夜、早速模型写真を撮ろうとするも、やはり自然光の方が良いと判断し明日に回す。メールなどの雑務。とっくに日が暮れていているのに一向に涼しくならない。この熱波は蛇行している偏西風が原因だとニュースは教えてくれた。寝苦しい夜は続く、まだ七月だと思うと先が思いやられる。

7月20日(火)
 熱帯夜で熟睡できず、更にはエンジンが故障して猛スピードで暴走するボートに一人で乗っている夢を見て起きる。午前中、見積もり調整。減額案を含めて色々と検討し、職人さんたちと長電話。メールなどの雑務。

 午後、引き続き見積もり調整。七里ケ浜プロジェクトの模型を作り始めて、一気に完成させる。夕方も新しい見積もりが上がってきて調整。U邸の平面図のスケッチも進める。細かい微調整を進めて、案をまとめていく。

 『ひらめきの導火線』(茂木健一郎、PHP新書、2008)を読み終わる。トヨタとノーベル賞という組み合わせを軸に日本人のあり方、可能性についてテンポ良く論じていく本。「ルサンチマン(うらみの感情)なしに、明るくさわやかに負けること」という文章が印象に残る。僕もルサンチマンは、人を傷つけはするものの、何も生まない、毒のようなものだと思っているので共感する。

 夜、六本木でワールドカップ観戦をした友人たちと大人数で飲む。四年に一度の祭典は終わってしまったが、大いに楽しませてもらったことを再確認。

7月19日(月)
 海の日。午前中、メールなどの雑務。渋谷のフローリング工事の着工を電話で確認。昼、両親と一緒にカレーを食して駅まで送ってもらう。大きな模型ボックスを持って、近鉄電車で京都まで行って、新幹線。夕方、汗だくで帰宅。早速、最終日のチャリティー・イベント『Roses.』の会場、スパイラルビルへ。

 スウェーデン帰りの友人やフォトグラファー、桑沢の教え子たちも沢山駆けつけてくれた。この一週間、大盛況とのことで3000人以上の来客があったとのこと。この場を借りて、ご来場誠にありがとうございました。僕のドローイングは、残念ながら買い手が見つからず。ちょっと強気の値段設定が他の作品とのバランスもあったのか、反省。オーガナイザーの渕上さんより週末の展示会での再出展を依頼されたのでもちろん承諾。来場してくれた友人/知人の作品、『Roses of City』に対する評判は良かったので、ぜひ誰かの手に渡ってほしいものだ。

 夜、早速渋谷の友人宅へ。フローリング工事は見事に完成していた。職人さんがとても奇麗な床を作ってくれていて、木の香りがする良い空間になっていた。深夜、帰宅してデスクワーク。届いていた見積もりのチェック等を進める。

 しかし、梅雨が明けたかと思うともうすっかり猛暑。シャワーを浴びても汗が止まらない蒸し暑さ。さて、日本の夏も本格的スタート、暑さに負けずにどんどん頑張りたい。

7月18日(日)
 午前中、のんびり過ごす。昼過ぎ七里ケ浜プロジェクトのスケッチ。午後、御影まで行って甲南麻雀定例会。二着、三着と振ることもなく上がることもない麻雀。なかなか勝てないもんだ。しかし、愉快なメンバーとわいわい楽しく打つ。山本浩二画伯から昨年のミラノでの個展の素敵なカタログを頂く。

 往復の電車で『街場の教育論』(内田樹、ミシマ社、2008)を読み終わる。内田先生の教育者としての深い愛情を感じる良著。ラカンの「人は知っている者の立場に立たされている間はつねに十分に知っている」ということを引きながら教育の本質が「こことは違う場所、こことは違う時間の流れ、ここにいるのとは違う人たち」との「外部」の通路を開くことであるということに深く共感する。

 深夜、メールなどの雑務をし、熱戦続く全英オープン最終日をテレビ観戦。思えば15年以上前、マンチェスター在住だった中学時代、ゴルフ好きの父に連れられてスコットランドまで行った。このセントアンドリューに来て、トム・ワトソンがキスした18番の石橋も渡ったのを思い出す。7打差という圧倒的強さで南アフリカのウーストハウゼン選手が優勝。ニューヒーローの誕生を目撃する。

7月17日(土)
 午前中、メールなどの雑務。見積書が上がって来たりして目を通す。昼、難波に出かける。10年ぶり以上にカレーハウス「サンマルコ」でカレーを食す。何とも懐かしく美味しい味に感動。カフェでU邸の平面図をスケッチ。打ち合わせの内容を取り込んで調整していく。

 夕方、岸和田にて友人親子と会って食事。ジュエリーデザイナーであるお父様とは初対面とは思えないほどあれこれと話が盛り上がる。異分野の方々と相乗効果を生み出す関係性を大切にしたい。

 『若者よマルクスを読もう』(内田樹×石川康宏、かもがも出版、2010)を読み終わる。恥ずかしながらマルクスを読み切ったことがなく、学生時代に幾度と挫折したのを思い出す。この本は、二人のどこか対照的な先生がそれぞれの語り口でマルクスを教えてくれる。いわば、二人が「マルクスという街」の「地図」を描いてくれている感じ。石川先生はその街を総括的に丁寧に説明してくれて、内田先生はその街のお勧めスポットに焦点を絞って熱く語ってくれる。何より印象に残ったのが内田先生の石川先生への最後の書簡(日付よりU邸の初めての打ち合わせ前日に書かれてたことを知る)。『日本辺境論』を「額縁」という言葉を使って説明しつつ、そこからマルクスの考え方にも導いてくれる。

「かれがなんであるかは、かれらの生産と、すなわちかれらがなにを生産し、またいかに生産するかということと一致する」(『新版ドイツ・イデオロギー』)

 とにかくこの本が僕の高校生の時に出逢えなかったことが残念だが、今からでも遅くないはず。タイトルに習って、マルクスを読みたくなったし読もうと思う。

7月16日(金)
 午前中、メールなどの雑務。実家で一日のんびり過ごす。U邸の平面図の修正をあれこれスケッチする。七里ケ浜プロジェクトのエスキースも進める。

 『奇想の系譜』(辻惟雄、ちくま学芸文庫、2004)を読み終わる。34年前に書かれた名著。日本画に潜むグロテスクでシュールな側面を奇想というまとめ方で論じていく中から絵画を読み解く豊かさを発見。図版も沢山あって分かりやすい。

 深夜、セントアンドリューにて開催中の全英オープンを観戦。石川遼くんは、タイガー・ウッズのすぐ後ろでラウンドしていて面白かった。

7月15日(木)
 朝からU邸の現場へ。地盤調査。スウェーデン式サウンディング試験を敷地内にて10カ所ほど試験。新品のロッドを使用してもらい、グイグイ地面に回転しながら負荷をかけて固さを検査していく。心配された天気も持ちこたえてくれた。職人さんの手際もよくスムーズに試験が進む。一メーターちょっとのところから砂礫を含む支持層がありそうな数値が上がり、大きな問題はなさそう。

 昼、駅前のマクドナルドで仕事。無線LANがなくて、メールなどは読めず。やはりiPHONEの必要性を強く感じる。結局MacBookで昨日の打ち合わせの議事録作成と七里ケ浜プロジェクトのスケッチ。午後、関西電力の担当者とも現場で打ち合わせを進める。地盤調査は、無事夕方前にすべての調査を終了。

 夕方、大阪のINAXギャラリーにて『松浦武四郎/一畳展』を観る。制作された北海道の地図などの資料も魅力的で見入ってしまう。日本中から寄贈してもらった木材で作られた一畳の書斎が再現されていてスケール感を味わう。小さな展示だったが、とても充実したものを見せてもらった。カタログを二冊買って帰る。

 夜は、梅田で友人と食事して帰宅。メールなどの雑務。打ち合わせの議事録を送信し、その他もろもろのフィードバックを進める。読書して寝る。

7月14日(水)
 朝、お施主さんが来所。一緒に材木屋にて打ち合わせ。材料のサンプルを実際に確認しながら決定。週明けに工事をする方向で話がまとまって一安心。午前中、メールなどの雑務。プレゼン資料のファイリングなどもろもろ出張の準備をして昼前の新幹線に乗り込む。

 車内で『街場の大阪論』(江弘毅、新潮文庫、2010)を読み始める。晴れていた東京を出て、車窓からの風景を楽しんでいたら名古屋を過ぎたあたりから天気が悪くなって神戸は雨が降っていた。すっかり梅雨模様。

 午後、御影にて内田樹先生夫妻と設計の打ち合わせ。三時間弱かけて準備した三つのバリエーションを確認。1/100と1/50、1/20の部分模型などを覗き込んだりして議論と検討を重ねて方向性を固めていく。段取りし準備してきたものをうまくプレゼンテーションできて充実。最後は、美味しいシュークリームを頂いて駅まで送って頂く。

 夜、電車を乗り継いで奈良の実家に帰宅。オムライスを食して、メールなどの雑務。ゆっくり湯船に浸かって早めに就寝。友人たちからスパイラルの『Roses.』に行ってきたとの報告が早速ちらほら届く。気に入ってくれた人にドローイングが売れると良いな。それが積もり積もってカンボジアに図書館が建設される予定。

7月13日(火)
 午前中、メールなどの雑務。七里ケ浜プロジェクトの見積もり指示図を整理してまとめていく。

 昼、放射冷暖房のPSの担当者来所。早速前回のプレゼンを修正し、新しい提案をもらう。あれこれと可能性を探りながら、方向性を固めていく。午後、U邸の立面スケッチを決定。完成したモデルをチェック。明日の打ち合わせ資料をしっかりとまとめていく。

 夕方、青山スパイラルビルへ。チャリティーとしてドローイングを出展した『Roses.』の初日に顔を出す。会場には多種多様な作品群が並び、色々な人が集っていた。六年ぶりの再会になる大学時代の後輩や美容師さん、ギャラリスト、スタイリストの友人を始め10人以上が来てくれて、短くも直接話すことができて、僕の作品も上々の反応。会期中に売れて、ドローイングを通した新しい出逢いを期待したい。最終日の19日も夜六時から八時まで会場にいる予定ですのでよろしくお願いします。

 夜は、U邸の模型写真撮影にプレゼン資料づくり。集中して深夜まで作業が続くも無事完了。プリンターが資料を三部プリントアウトしてる最中、完成を待たずに寝てしまう。

7月12日(月)
 午前中、青山スパイラルビルにて『Roses of City』の搬入。いよいよ明日からチャリティー・アート・イベント『Roses.』がスタートする。とても面白いコンセプトなので大盛況を願いたい。

 昼、メールなどの雑務。U邸の立面図スケッチを進めてあれこれと模型でスタディする。夕方、新宿NSビルにて編集者の長島さんと合流してAプロジェクトの大嶋さんと顔合わせMT。初めてとは思えない共通点も沢山あり、その魅力的な人柄に時間を忘れて大いに盛り上がる。しかし、建築の世界は意外と狭いということを実感する。とにもかくにも、一緒に何かできるとまた多面的な広がりが生まれそうなので頑張りたい。

 事務所に戻って夜もU邸の立面バリエーションを進める。深夜、七里ケ浜プロジェクトの方の見積もり指示図を作成。こちらもいよいよ動き出している。夜風はびゅんびゅんだ。サッカーによる睡眠不足もこれで終わり、ベットに倒れ込むようにして寝る。

7月11日(日)
 気持ちよく早起き。『連塾/侘び・数寄・余白』(松岡正剛、春秋社、2009)を片手に中目黒のカフェでゆっくり朝食と読書。昼、サイクリングがてらSPBSにて開催中の「フルホン、フクヘン」に行くもWS開催中とのことで休業、続けて渋谷のカッシーナに行くも店がなくなっていた。とほほ。目黒に戻って参議院選挙の投票だけ済ませて帰宅。

 午後、U邸の平面図を再度スケッチ。三つ目のバリエーションもやっと突破口が見えた。あとは、プレゼン資料をしっかりまとめたい。夕方、三位決定戦のダイジェストを見る。ドイツは、大記録のかかったクローゼが欠場ながらも鮮やかな逆転で二大会連続三位を決める。それにしても、フォルランの決定力は凄いな。いよいよ残すは、決勝のみ。夜は、のんびり選挙特番を見ながら部屋と事務所の掃除やメールなどの雑務。深夜、更に雑読、BGMは、ビル・エヴァンス。久しぶりにゆっくりした時間の日曜日を過ごす。

 朝方、南アフリカワールドカップ決勝、スペイン対オランダ戦を観る。ものすごい気迫のこもったサッカーをのっけから展開。個と個のぶつかり合い、スペインのパスの切れ味はイマイチだったが、延長戦後半、選手の足が止まってきたころ、イニエスタがスドンとシュートを決めて悲願の初優勝を果たす。オランダは、ロッベンが決定機を逃し、ファンペルシの切れ味がずっと悪かった。一ヶ月間、64試合の激闘が終わり、何ともエンターテーニングな時間を楽しませてもらった。いつも思うがサッカー(スポーツ)は、立派な文化であると。

7月10日(土)
 午前中、見積もり指示図などを準備して打ち合わせが一本。続けてU邸の立面図ラフスケッチを進めて、模型作製の指示。

 昼、電車で七里ケ浜へ。江ノ電からは湘南の海が見え、駅を下りたら潮風に吹かれては、テンションが勝手に上がる。二度目の現場視察ともろもろの打ち合わせ。このプロジェクトもしっかりと動き出せるように準備したい。近所に新しく出来たお店なども見て、地域が盛り上がっているのが分かる。

 夕方、恵比寿にて友人の送別会。銅版画を買ってもらい、ハーバード大学に留学する友人の人柄もあり多くの多種多様な人たちが集まっていた。ニューヨーク滞在経験者が多かったせいか、女性陣がいささかSATC的なオーラを出していたのが印象的。中学トロント時代の仲間とも再会して盛り上がる。

 夜、U邸の模型をチェックし、早速新しい立面をスケッチをするも、疲れからか頭痛がしてきたので何とも珍しく日付が変わる前に寝る。

7月9日(金)
 午前中、河野鉄鋼の工場長、河野さんが来所。七年ほど前に石山研究室での仕事でご一緒して以来の再会。七里ケ浜プロジェクトの内容を説明し、もろもろの打ち合わせをする。一緒にまた仕事ができるのが楽しみだ。

 午後、メールなどの雑務。今日も何だかメールがエンドレスに届く。U邸の平面バリエーションを整理してスケッチ。これで新しく三つのパターンがまとまってきたので、来週のプレゼンテーションの骨格がようやく固まった。モデルも同時進行でチェック。エントランスの部分模型が完成し、スケール感も含めてかなりリアルに空間が立ち上がっていて満足。

 夕方、雑誌『建築と日常』の編集長、長島さんが来所。トーク・イベントの企画の相談。小一時間ほどU邸の図面や模型を見てもらってプロジェクトを説明し、あれこれと可能性を探っていく。まとまればきっと面白いことができそうでワクワクする。夜、続けて七里ケ浜プロジェクトのスケッチを進める。深夜、窓から強風が吹き乱れる中、できたてホヤホヤの模型を見ながらまたアイデアを考える。

7月8日(木)
 朝、ドイツ対スペインの試合の再放送を見る。ミューラーの不在を嘆くよりも、とにかく鉄壁のスペインディフェンスと華麗なパスサッカーに完敗。それにしてもプジョルの集中力と驚異的なジャンプ力に目が覚める。しかし、ついに無敵艦隊が初めての王冠を手にする時が来たのか。あとは、セスクも登場して万全で決勝を戦えば、シュナイデルとロッベンのオランダにも負けないだろう。不調の両ストライカー、トーレスとファンペルシのどちらかが爆発したらきっと面白くなるだろう。最高に試しませてもらったワールドカップも残り二試合か。

 午前中、メールなどの雑務。U邸の道場部の天井仕上げを検討。あれこれスケッチしてスタディ模型をつくりはじめる。午後、U邸の平面図を描き続ける。新しいアイデアを取り込んで、空間的なイメージを膨らませながら動線計画もガラッとまとめていく。

 夕方、エントランス部の1/20模型をスタート。階段と収納の関係性をリアルに見てもらえる状態に仕上げていく。1/200から1/100になり、1/50まできたけど、ついに1/20の部分模型を立ち上げる。夜、新しく完成した平面図とみらめっこして、立面図のイメージを検討。これまた色々と模型で試してみたい。

 深夜、七里ケ浜プロジェクトのスケッチを進める。明日の職人さんとの打ち合わせに向けて重要ポイントを整理してまとめていく。一日が猛スピードで過ぎていく。気がつけば今週もあとわずか。

7月7日(水)
 七夕。午前中、メールなどの雑務。昼、友人がシェアオフィスをしている「アーツ千代田3331」に遊びに行く。廃校となった小学校をリノベーションしたプロジェクト。カフェやギャラリー、オフィスとなった新しい試みに現代的でとても可能性を感じた。友人と近況報告も含めてあれこれ話し合う。命を再度吹き込まれた校舎の壁面にアサガオが咲き広がっていくように、3331発の面白いアクションがどんどん広まっていくだろう。僕も何か参加できることがあればぜひ参加したい。

 午後、早稲田大学にて鈴木博之先生のレクチャー『保存と再生』を聴く。沢山の事例を引いて保存と再生という二つのベクトルに対する正解のない挑戦を紹介。純粋な保存が難しく、レプリカとしての再生が多いことや、どうしても経済的に「保存と再生」を成り立たせることが難しく、都市部の大開発が今のリノベーションのプロトタイプとして唯一機能しているのも大きな課題であるということが印象に残る。続けて、学生たちの設計課題の公開講評会も聴く。上野の黒田記念館をリノベーションするという課題。個々の作品の質もバリエーションに富んでいて、先生方のクリティックも熱が入って面白かった。

 夕方、事務所に戻って仕事。深夜までU邸の平面図をあれこれスケッチ。新しいアイデアの検討を進める。七里ケ浜プロジェクトのスケッチも進めるも突破口がまだ見えない。金曜日に鉄鋼職人と打ち合わせをセッティングする。

 『ルミボシカミキリの青』(福岡伸一、文藝春秋、2010)を読み終わる。いつになく福岡ハカセの文章は軽快で面白かったが、その面白さは色んなネタを調理しつつもつねに「動的平衡」という氏のメインテーマがしっかりと貫かれていて説得力があるところからくるのだろう。「福岡伸一」という「声」が文章を通して強度をもって伝わってくる。

7月6日(火)
 午前中、メールなどの雑務。何だか一日中引っ切りなしにメールが届く。三菱日立ホームエレベーターの担当者が来所。設置を検討するにあたり、色々と必要事項を伺う。

 午後、U邸の平面バリエーションを更に展開する。動線計画を中心に来週の打ち合わせまでに三パターン準備する。エントランスの部分模型も作り始める。夕方、バスケットボールチームオーナーでもある友人と久しぶりに会う。お互いの近況を話し、大いに盛り上がる。彼ともきっといつか面白いことができるだろう。今から楽しみだ。

 夜、七里ケ浜のプロジェクトのスケッチを進める。まずは第一案をまとめたい。深夜、再度U邸の平面の可能性について考える。

 最後に告知を一つ。いよいよ来週から青山のスパイラルビルにて『Roses.』チャリティー・アート・イベントが始まります。僕もドローイング作品『Roses of City』を提供していますので、近くまでお越しの際はぜひ立ち寄ってみてください。初日と最終日は会場に行けると思います。作品の売り上げはすべてチャリティーで、カンボジアなどの発展途上国に図書館を建てる予定です。僕の作品も売れると良いな。

7月5日(月)
 午前中、メールなどの雑務。U邸の図面チェックを進める。玄関部の収納や階段を検討するための模型をつくりたい。道場部の天井のスタディーもせねばならない。

 午後、桑沢の教え子らが来所。課題でつくっている模型や図面を持参してきたのでエスキースする。与えられた条件をクリアすることにとらわれ過ぎると自分で論理的にコンセプトを組み立てることが難しくなるのでしっかりと意志を持ってデザインすることを伝える。

 夕方、七里ケ浜のプロジェクトのスケッチ。なかなか突破口がみつからないが、アイデアを整理してスケッチを進める。気分転換に読書。『僕らが夢見た未来都市』(五十嵐太郎×磯達雄、PHP新書、2010)を読み終わる。建築家のみならずSF小説や映画など多くの文献を通して未来都市のイメージがどのようにして築き上げられてきたかを論じている。大阪(1970)と愛知(2005)の両万博についての考察が日本における未来像に決定的な影響を与えたのがよく分かる。強いて言えば、取り上げられているサンテリアやピラネージ、フリードマンやアーキグラムについてもっと突っ込んだ話が読みたかった。しかし、磯氏が書き下ろしなのに対して、五十嵐氏が寄稿済み文章なのに二人のキャッチボールらしきバランスが興味深い。カラーの図版も効果的。

 今日も夜、ゲリラ豪雨が降ったこともあり一日中ジメジメした天気が続く。

7月4日(日)
 午前中、メールなどの雑務。昼、友人の祝辞スピーチの練習に励む。午後、U邸の平面図を再度チェック。夕方、帝国ホテルにて友人の結婚パーティー。孔雀間、東、にて総勢200人以上の立派な宴。僕のドローイングが壇上のド真ん中に鎮座していて驚く。祝辞のスピーチという大役を与えられ、心地よい緊張感の中、橋のあるドローイング『City of Bridges』が彼の人と人を繋げる人間性の比喩であることを話す。とても温かい幸せに満ちあふれたパーティーであった。こうしたエネルギーがどんどんリンクしていくような仲間に恵まれて感謝の気持ち一杯になる。

 夜は事務所に戻って仕事。七里ケ浜のプロジェクトのスケッチ。ファサードに力を入れて、その他の部分はラフに残すことで進める。アメリカから届いたチェリーを食べて、もう一頑張り。情熱大陸で松岡正剛氏を見る。著作を何冊か読んだがその知性の広さと深さに例外なく驚かされたが、番組を見て少しでも氏の思想や世界観のベクトルを理解しようとしたが、漠然としていてとらえどころのなかった。既知と未知ということを最後に言っていたが、その未知がどの方向から広がって、その既知がどの方向に築き上げられようとしているのかが知りたかった。

 深夜、扇風機の前で何冊かを雑読して寝る。『ルミボシカミキリの青』(福岡伸一、文藝春秋、2010)がえらく面白い。

7月3日(土)
 午前中、メールなどの雑務。昼、七里ケ浜のプロジェクトのスケッチ。午後、渋谷にてコアメンバーでのキックオフ・ミーティング。なかなかネーミングの突破口が見えない。改修工事のデザインについてもあれこれとアイディアを話し合う。時間もお金もタイトだが、きっと面白いものができるだろう。

 夕方、本屋でゆっくり物色し、五冊ほど購入。早速『僕らが夢見た未来都市』(五十嵐太郎×磯達雄、PHP新書、2010)を読み始める。僕も日頃から幻想都市風景を描いているので、頭の中を整理するのには最良の本だろう。

 夜、事務所にてU邸の平面図を色々シュミレーション。深夜、ドイツ対アルゼンチンを観戦。4-0でドイツの3大会連続ベスト4。連日のヨーロッパ勢による好調南米勢倒し。ウングラウブリッヒ。メッシがノーゴールで南アフリカを去るとは誰が想像し得たか。クローゼの歴代得点王も見えてきた。

7月2日(金)
 午前中、東京で打ち合わせ一本。昼、メールなどの雑務。U邸の打ち合わせ議事録を作成し、送信。続けて打ち合わせ内容に沿って平面図をどんどん修正していく。断面図での高さ関係のチェックも進める。

 午後、代官山の「M」のオーナー、ヨネが来所。彼の地元、宮崎での仕事を始め、お互いの近況報告をする。僕も模型やスケッチを使って今進めているプロジェクトを紹介。彼ともこれからどんどん一緒に仕事をしていきたい仲間。夕方、U邸の地盤調査の進め方を確定し、次回打ち合わせに向けて準備を進める。

 夜、渋谷のブラジリアン・バーにて友人たちと合流し、ブラジル対オランダを観戦。サッカーというよりダンスといった華麗な動きで前半1-0でリードしていたブラジルが後半はまるで別人のごとく動きが悪くなる。逆にオランダのロッベンとシュナイデル、カイトが豊富な運動量で試合を支配し、あれよあれよと逆転劇。さあ、ブラジルを倒したオランダの強さは本物か、初優勝も見えてきた。

7月1日(木)
 朝、別の友人も加わり、現地にて早速物件の下見。そして実測作業。オーナーさんとも会って挨拶し、あれこれと今後の展開を話し合う。七里ケ浜から東京に戻る電車の中でコアメンバーの四人でコンセプトのブレストを進める。

 午後、事務所にてU邸の設計を進める。神戸より地盤調査の見積もりが上がって来て早速比較検討する。夕方、七里ケ浜で実測したスケッチを図面化してチェック。時間もないので、デザインの方向性をクリアにしていく。

 夜、入籍を終え、近く結婚披露宴をする友人カップル二組と食事。同世代であり、異業種で活躍する友人たちとの貴重な時間を過ごす。こうした対話を通して健康的な刺激を受ける。

 深夜、メールなどの雑務やデスクワークをこなして寝る。いよいよ2010年も折り返し。つかの間のハーフタイムもなく、後半戦のスタート。今年の前半戦は本当に多くのことが連鎖して起きたので、その波をしっかりと逃さないで、家族や友人への感謝の気持ちを忘れず、日々精進し充実した時間を積み重ねたい。

 

 

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