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『EVERYDAY NOTES』

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『OPENNING NOTE』

 
 

EVERYDAY NOTES - archive - 2012 april

4月30日(月)
 午前中、メールなどの雑務。如風庵の平面図をスケッチし、模型での検討を進める。新規プロジェクトの打ち合わせ資料の準備や電話のやりとりであっという間に夕方になる。

 東京FMの構成作家さんが来所。明日のラジオ出演に向けてあれこれ取材する。夜は、原稿を書いたりして、深夜はちょこっとランニング。

4月29日(日)
 午前中、ゆっくり掃除と洗濯。事務所のデスクワーク。午後、『みんなの家。』の書籍化に向けて写真データを整理していくもなかなか進まない。

 夜、下北沢にて早坂紗知さんのライブに。新しいCDの発売記念。アルトサックスとソプラノサックス、バリトンサックスの音色に癒される。アンコールのピアソラが印象に残る

 深夜、目黒川沿いをゆっくりランニング。大阪マラソンのエントリーをする。当たると良いな。2年連続走りたい。

4月28日(土)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。現場とのやりとりが続く。新規プロジェクトの進め方を打ち合わせ。来週以降のスケジュールを調整する。夕方、展覧会の準備であれこれと作業を進める。

 深夜、原稿を書くも、あまり筆が進まなかったので、早目に寝る。

4月27日(金)
 午前中、メールなどの雑務とデスクワーク。会議が終え、打ち合わせに参加。

 夜、『みんなの家。』の本づくりについてあれこれ作業をする。深夜、いくつかの本を雑読。

4月26日(木)
 午前中、大学でデスクワーク。課題のことや、6月のゲストレクチャーの準備。

 夜、メールなどの雑務と新規プロジェクトの打ち合わせのフィードバック、如風庵のアイデアを整理する。

4月25日(水)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。午後、大学で会議。研究室でデスクワーク。夕方から現場定例会。夜な夜な話し合って、あれこれ決めていく。いよいよエンジン全開といったところか。

 深夜、原稿を書いたり、修正したりの繰り返し。

4月24日(火)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。午後、大学で設計表現演習1の授業。いよいよ平面図や側面図と、図形を描き始める。研究室の雑務であれこれ動き回る。

 夜は、原稿に赤を入れたりして、『みんなの家。』の書籍化作業を進めていく。深夜、目黒川沿いをゆっくりランニング。もう桜はすっかり普通の緑の葉をつけた木になっていた。羽鳥書店から出るドローイング集のタイトルをずっと考えて寝る。

4月23日(月)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。新規プロジェクトのあれこれを進める。打ち合わせ2本。詳細図を検討しながら工程表を確認。6月の完成を向けて、現場も活気づいていて、わくわくする。

 午後、大学にて部屋の整理と諸々の作業。夕方、桑沢デザイン研究所にて、『デザイン論』の第2講。ウィーンについて。クリムトとシーレの絵画から話はじめて、20世紀初頭の新しさに対する芸術家の精神と装飾について話し、そこからロースのロース・ハウスとミューラー邸について装飾と罪悪やラウムプランについて話す。モダニズムのはじまりというロースの位置づけから、モダニズムの頂点としてミースのトゥーゲンハット邸を詳しく紹介。それからは、ヴァグナーの郵便局とハンスホラインを取り上げて、最後はフンデルトヴァッサーについて言及。気がつけば3時間では足りなくなってしまい、20分も延長してしまった。

 深夜、デスクワークをしながら疲れてしまい、早目に寝る。

4月22日(日)
 始発を乗り継いで、鎌倉へ。山の上の家にて池田塾の第3会。小雨の降る中、さっそく『美を求める心』を詳細に読み込む読書会になっていく。塾頭の池田さんの話も、茂木さんの指摘もあり、深く考えさせられる濃厚な時間であった。良質の宿題をもらった気持ちになり、身が引き締まる。帰路、神奈川近代美術館で石元康博写真展を覗く。貴重な「桂離宮」のプリントをたくさん見る。勉強会の後だったので尚更深く美について、考えながら、沈黙しながら見入った。

 本屋でぶらぶらしながら羽鳥書店から出る僕のドローイング集のタイトルの事ばかりを考えていた。これだ、と思える何かを探し続けている。深夜、思い立って『ショーシャンクの空に』(監督:フランク・ダラボン、1994)を観る。やはり名作はいつ観ても名作だ。やはり正義と悪の物語が見る者を惹き付けるのだろう。

4月21日(土)
 午前中、ゆっくり寝て、スターバックスでブランチ。午後、三宮にある本願寺神戸別院にて大迫さんと黒田さんの結婚式へ。雨という大方の予想を覆して空は曇り、一部陽が差していて、祝福の気持ちであふれる。仏前結婚式は初めてで、お香の香りがハッピーな雰囲気の中で実に印象に残る。新郎新婦、仲介人である内田先生夫妻、みな和装がとっても似合っていて美しかった。

 夕方、神仙閣にて披露宴パーティー。そこでは、ついにサックスを皆さんの前で演奏。はじめてまだ2ヶ月ちょっとだが、一生懸命練習したので、唯一のレパートリーとなった「アメイジング・グレース」を心から二人に向けて吹いた。久しぶりに緊張したが、とても気持ちよく吹かせてもらった。こうして幸せな宴は日々のエネルギーがもらえるようで素敵な一日となった。

4月20日(金)
 午前中、メールなどの雑務とデスクワーク。午後もあれこれ細かい仕事に追われる。

 夜、アルト・サックスを持って、新幹線で関西へ。大分か先だと思っていた行事がどんどんすごいスピードでやってくる。楽しい週末にしたい。

4月19日(木)
 午前中、大学で教室会議。午後、研究所であれこれ作業。書類の整理などのデスクワーク。夕方、教授のみなさん勢揃いで歓迎会をしてもらった。青木茂先生と学生時代ぶりにお会いし、お話しする。

 深夜、メールなどの雑務と原稿を書き進めて寝る。

4月18日(水)
 午前中、クライアントと打ち合わせ、昼から現場定例会。昼飯も食べないで午後は小泉研究所にてゼミに参加。

 夜は、池袋にて早坂紗知さんにアルト・サックスのレッスンを受ける。週末のお披露目が楽しみだ。

4月17日(火)
 午前中、メールなどの雑務とデスクワーク。午後、設計表現演習1の授業。初めての製図台を使っての作業に、学生たちは皆楽しそうだった。みんなの三角定規がぴっかぴかだったのが印象的。

 夜、クライアントの方と食事。あれこれと今後について話し合う。

4月16日(月)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。また新しい週の始まり、東京の天気は晴れ。新規プロジェクトの模型を仕上げていく。今週の打ち合わせでデザインとしては、すべてがやっと決まる予定。

 午後、テキスタイル・デザイナーの安東陽子さん来所、打ち合わせ。来週のクライアントへの提案に向けてしっかりと話し合って、アイデアをどんどんブラッシュアップしていく。

 夕方は、桑沢デザイン研究所へ。非常勤講師として『デザイン論』を教えるのも3年目。自己紹介もほどほどに、早速ギリシャのお話しをする。旅を通して、建築を好きになってもらって、空間とは何か、デザインするために最も大切な「他者への想像力」についてレクチャーし、ギリシャのアクロポリスやサントリーニについて話し、コルビュジェのサヴォア邸とロンシャンの教会を紹介した。文字ぎっしりの感想をみんな書いてくれたので、楽しみな学年だ。

4月15日(日)
 33歳の午前中までゆっくり寝る。昼の新幹線で帰京。車窓からぽつぽつと桜が見えた。藤沢で大学時代の親友の音楽発表会へ。ジャズピアノで枯葉を弾いてくれた。発表者はみな素人さんだけど、みなが音楽が好きなんだということが伝わってくる。これぞ、音楽の力。しかし、僕の親友の仕事はコンサルタント、趣味はサーフィン、でもジャズピアノも習っている。こういう似た者通しは惹き付け合うんだよね。その後、みんなで焼き肉バースデー。

 オシャレなカフェでデザートと珈琲。サプライズのケーキを食してあれこれも盛り上がる。ツイッターにフェイスブックにケータイメールにたくさんの祝福のコメント頂き、大変に喜んでおります。本当にありがとうございます。誕生日も日常の一日と変わらず東から太陽が昇り、西に沈む。24時間しかないし、1時間は相変わらず60分だ。でも、家族や友人、知人をはじめて皆様のおかげで今の僕があるわけで、建築家としてこれからも自分にできることを精進していこうと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願いします。

4月14日(土)
 朝から凱風館。写真家の山岸剛さんと撮影。竣工して半年近く経った凱風館をありのままに撮ってもらいました。写真家の眼差しは、勝負師のそれで、空間を身体全体で感じて、そこから立ち上がる何か、反応する何かをファインダーを通して切り取ろうとしているのが伝わる。出来上がりが楽しみだ。内田先生1とも談笑。

 昼、合気道のお稽古に参加。2時間弱、気持ちのいい汗をかく。夕方、三宮で新しい内装の仕事の打ち合わせ。凱風館に戻って、山岸さんと今後の展開を話して、寺子屋机に焼き印を押し、お仕事は終わり。夜は、内田先生夫妻と三宮でバースデーの前夜祭ディナー。とびきりのステーキを食べながらあれこれと話し合う。幸せな気分でビール、シャンパン、赤ワインの黄金リレー。その後、國分さんと飲む。

4月13日(金)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。昼前、安東さん来所。新規プロジェクトのカーペットについてあれこれと打ち合わせ。バリエーション検討の方向性を確認して、作業も進める。午後、フィードバックに諸々の準備を経て、新幹線に飛び乗る。

 新幹線では、原稿を進める。夜、凱風館で合気道のお稽古。身体が気持ちのいい反応をする、もっとまとめてお稽古したいな。

4月12日(木)
 東京、快晴。午前中、メールなどの雑務と電話対応。羽鳥書店より刊行予定のドローイング集のためのテキストを進める。

 夕方、新規プロジェクトのあれこれとチェックして進めていく。あまりに沢山の連絡のやりとりにめまいがしそうになる。しっかりと調整して、いい空間を作りたい。

 夜、カラオケボックスにてサックスの練習。深夜は、久方ぶりのランニング。夜桜を見ながらゆっくり目黒川沿いを走った。

4月11日(水)
 朝から新規プロジェクトの現場定例会。すっかり解体が終わり、地面に墨出しがされていた。3時間みっちり話し合って、あれこれと詳細を詰めていく。いよいよ怒濤の2ヶ月工事がスタートする。しっかりと良いものを作りたい。この規模の内装は初めてで、もはや小さな建築よりも大きい。

 昼、VACANTにて打ち合わせ。凱風館のことを「ほぼ日」で知ってくれたりして、一緒に何かできないかを検討する。5月に出版と展覧会があるので、その山場を超えたら、うまくリンクして面白いイベントをやってみたい。大事なのは「クロス・ボーダー」であることを確認。楽しみだ。

 夕方、定例会のフィードバックを進めていく。深夜、マトグロッソの原稿を書き切って、送信。

4月10日(火)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。新規プロジェクトのカーペットの配置を進めていく。エンドレスなバリエーション検討の中に、コンセプトを落とし込んでいく。オペレーションもほどほどに、首都大学東京へ。研究室に与えられた机を整理する。

 午後、設計表現演習Tの第一回授業。フレッシュな学生たちと一緒に製図のガイダンス。夕方、新規プロジェクトの打ち合わせ。夜までチェック作業が続く。深夜、マトグロッソの原稿を書き進める。幾つかの本を斜め読みする。

4月9日(月)
 午前中、テキスタイル・デザイナー・コーディネーターの安東陽子さんが来所。新規プロジェクトの打ち合わせ。

 昼、首都大学東京へ。3年生の製図の授業に参加。課題が「豊な住宅」というテーマなので、凱風館のショートレクチャーをする。15分のはずが、ついつい盛り上がって半時間になる。伊藤さんや末光さん、猪熊さんと深尾先生のレクチャーが聞けたのも面白かった。

 夕方、事務所に戻って仕事。如風庵の平面をスケッチ。夜は、メールなどの雑務。深夜、『仕事をつくる』(安藤忠雄、日本経済新聞出版社、2012)を読み終わる。いつぶりかの安藤さんの本で、読んでてその爽快な考え方に勇気をもらう。我々の若い世代も頑張らないといけない。

4月8日(日)
 午前中、メールなどの雑務。スタッフと如風庵の打ち合わせなど。

 午後、紀尾井ホールへ。鶴澤寛也さんの「はなやぐらの会」へ。三味線の音色に日頃の披露がすっかり癒される。かっこよかった。こういう時間をもっとつくりたい。帰り道、四谷駅周辺の桜をゆっくり見る。外国人の花見の食べ物が宅配ピザだったのが印象的。

 夕方、事務所で新規プロジェクトの打ち合わせ。夜は、桑沢の教え子の就職を祝って焼き肉。2年間よく手伝ってもらったので、感謝の気持ち。社会に出てもしっかり頑張ってもらいたい。将来は海外で働きたいらしい。強く願えばきっと叶うだろう。

 深夜、首都大での明日のミニレクチャーの準備。

4月7日(土)
 午前中、テキスタイル・デザイナー・コーディネーターの安東陽子さんが来所。あれこれとコンセプトを話し合う。昼、新建築社の内藤女史が来所。『住宅特集』の6月号に掲載される予定の凱風館についてインタビュー取材。3時間みっちり話をさせてもらう。

 夕方、難波先生の界工作舎にてLAT's読書会。グーランの『身ぶりと言葉』を読み、青山の中華料理屋で打ち上げ。ベトナムから一時帰国中で、ベルリンでも一緒だった岩元くんとも久しぶりに語り合う。

 夜は、マトグロッソの原稿を進めるも突破口がまだ見えない。気分転換にマンガを読む。もちろん『バガボンド』

4月6日(金)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。午後、新規プロジェクトの打ち合わせ資料をまとめていく。夕方、照明計画の打ち合わせ。大きな方針が決まり、あとは微調整をするもの。

 夜、早坂紗知さん宅にてアルトサックスのレッスン。楽しく1時間吹く。

4月5日(木)
 午前中、メールなどの雑務。午後、首都大学東京にて新任教員研修会。大学についてあれこれと教えてもらう。生協の場所なども分かる。

 夜、事務所に戻って明日の打ち合わせの準備を進める。如風庵のアイデアも検討。深夜、カラオケボックスにて、サックスの練習。

4月4日(水)
 午前中、メールなどの雑務。昼、首都大学東京にて新入生ガイダンス。70名弱の新入生と初の顔合わせ。皆が建築を好きになってもらえるように、助教として頑張りたい。

 夕方、青山の現場にて定例会。5時間みっちり話し合う。細かいディテールなど、しっかりと意見交換する。いよいよ動き出した感があり、疲れたけど充実感たっぷり。

4月3日(火)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。あっという間に昼になる。新規プロジェクトのあれこれ図面チェックと役所調整作業がつづく。午後、『みんなの家。』の最終校正を進めて、加筆に関しては目処がたった。アルテスパブリッシングの鈴木さんに送信。

 夕方、いよいよ本格的に強風が吹いて、さながら台風。ホームページのアーカイビング作業を進める。プレゼン資料をまとめたら、再度原稿に向かう。今度はドローイング集のためのテキスト校正。深夜はゆっくり読書。

4月2日(月)
 午前中、メールなどの雑務と設計の打ち合わせ。昼過ぎ、首都大学東京へ。助教に就任するために辞令交付式に出席。学長より、辞令を頂き、身も心も引き締まる。新学期、新生活がいよいよ始まった感じ。ガイダンスを受け、挨拶周りもする。

 夕方、事務所に戻って打ち合わせ。詳細図のチェックをし、現場とあれこれ電話対応。夜は、原稿を書く。明日は天気が荒れるらしい。深夜、『みんなの家。』の校正を集中していたら3時半を回ってた。

4月1日(日)
 午前中、ゆっくり寝る。昼前から京都へ。井上雄彦さんによる『親鸞』の屏風絵を観に行く。公開初日ということもあってか、人が少なく、東本願寺の大谷婦人会館2階の和室にてたっぷりと2枚の屏風絵を堪能させてもらった。鴨川をふらふらと散策。まだ寒くて桜は咲いていなかった。

 映画の日ということで『サルトルとボーヴォワール』(監督:イラン・デュラン=コーエン、2006)を観る。20世紀初頭の空気が醸し出す雰囲気に魅了されながら、楽しませてもらった。男女の社会における存在の在り方がこうした多くの人による功績の上に乗っていることを自覚させられた。副題は、哲学と愛、ふむふむ。

 新幹線で帰京。事務所の整理をし、メールなどの雑務。明日から新学期がはじまるから、また気合いを入れて頑張ろう。

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