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『EVERYDAY NOTES』

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『OPENNING NOTE』

 
 

EVERYDAY NOTES - archive - 2012 september

9月30日(日)
 午前中、部屋を整理して、バスでインチョン空港へ。何の問題もなくスムーズなフライト。

 2時間半くらいで成田着。すぐに帰宅して、荷物を持ち替えて、目黒駅でスタッフと設計の打ち合わせをして、品川から新幹線。しかし、名古屋の手前辺りで台風のためにストップ。身動きが取れなくなる。寝たり、本を読んだり、原稿を書いたりして過ごす。2時間半で行けるところを結局5時間強かかった。疲れるも無事に関西入りで来たので一安心。

9月29日(土)
 朝からドミニク・ペロー設計の大学を見学。地面を掘り、校舎を埋め込んだ斬新なデザインだが実に明確で、空間がいきいきしていた。絶妙なスケールなのだろう。

 続けて韓国の郊外の街を散策。アートを切り口に地域を活性化しようとする試みが興味深い。それから、朴先生のお勧めスポットである共通展望台に行く。ソウルの超高層で埋まった街と、北朝鮮の街が見えて、その対比に驚く。南北に分断されていることをここほどに実感できる場所はないだろう。しみじみと考える。

 最後は出版団地を見る。シザの設計した新しい建築も辛うじて外から見られた。白くて美しかった。豚肉をたらふく食べて、マッコリや紹興酒をたくさん飲む。

 新しい出逢いもあり、幅のある建築をたくさん見て、あれこれと考えるきっかけをもらった貴重な出張となった。

9月28日(金)
 午前中、バスでソウル市内の教会を観る。ナショナル・アーキテクトだったキム・スグンの設計でとても重厚感のあるレンガの建築で、時間に耐える素敵な表情を待ちに対して放っていた。

 昼は、サムゲタンを食して、少し郊外にあるサムスンのスマートハウス、グリーン・トゥモローの実験住宅を視察見学。エネルギーに於ける見える化をはじめ、たくさんの最新技術を投入した7億円の家。とても参考になったが、もちろん全ての技術が流通するまでに精査されているわけではない。

 夕方は、OMA設計のソウル大学美術館を観る。不思議な造形だが、ヴォイドと動線を明確にデザインされた建物で、実に鮮やかだった。

 夜は、朴先生と『建築文化』の編集長さんと食事。あれこれと話し込む。食べ終わったら、21時からギルダム書院へ。旅のスケッチからはじまって、凱風館の「みんなの家」までを説明するレクチャーを90分。英語を韓国語に朴先生が訳してくれて、皆さん興味深く聴いてくれた。打ち上げでは、朴先生が感動し、『みんなの家。』を「私が美しい韓国語に翻訳しましょう」と言ってくれて、僕は、韓国語版の印税を韓国版「みんなの家」にドネーションすることを決める。

 深夜、ホテルまで送ってもらい、素晴らしい一日が終わる。

9月27日(木)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。昼、郵便局に行って、打ち合わせを一本済ませる。

 午後、あれこれと仕事の段取りを対応し、荷造りして成田空港へ。夕方のフライトで韓国ソウルへ。機内では『テルマエ・ロマエ』(監督:武内英樹、2012)を観る。3年半ぶり2度目のソウルは、夜に着いたということもあって、街全体が暗い印象。しかし、ソウルが暗いのが、東京が明るすぎるのか分からなくなる。ユニクロの大きなポスターがそこら中にあった。ホテルで朴先生と会う。ギルダム書院についてあれこれ教えてもらい、初対面とは思えない感じ。とても優しい方で、これからの予定なども含めていろいろと話し込む。持ってきたラカンや内田先生の本を大変喜んでくれた。

 深夜、明日のレクチャーの準備を進めたり、読書したりして寝る。

9月26日(水)
 朝から表参道でNHKの撮影。東京の現代建築を案内する役割を英語でこなす。昼過ぎ、浅草に移動して撮影が続く。夕方、暗くなったところで夜景のショットを撮影して終了。大変貴重な体験をさせてもらった。世界中に放映されるので反響が楽しみだ。

 夜、メールなどの雑務。S邸の図面をあれこれチェック。うたた寝してしまい、変な時間に目が覚める。デスクワークをひたすらやって、また寝る。空は明るくなっていた。

9月25日(火)
 朝から銀座でNHKの撮影。ミキモトなどの現代建築を案内する。昼は、銀座でおいしいカレーを食す。

 午後は、メールなどの雑務と電話対応。S邸のスケッチと図面修正。見積りに向けてあれこれ整理していく。ホームページのアーカイビング作業を進める。

9月24日(月)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。昼、研究室のゼミ発表。あれこれと勉強会としてのポイントを指示。書類作成などのデスクワークが続く。

 夜、如風庵のスケッチと原稿を進める。深夜、ジョギング。

9月23日(日)
 朝、代々木オリンピックセンターにて国際合気道大会・演武会。昼、新宿で打ち合わせなど。喫茶店でメールなどの雑務を済ませて、しばし読書。

 夕方『夢売るふたり』(監督:西川和美、2012)を観る。なんとも不思議な感覚に陥る。人間の醜さや本質を突いてるようでいて、どこかずらされているようにもあり、気持ち悪い。

9月22日(土)
 午前中、ゆっくりデスクワーク。昼、思い立ってハンバーグをつくって食べる。我ながら美味しかった。ヤムヤム。午後、代々木オリンピックセンターへ。合気道連盟・植芝道主による講習会。基本の技を丁寧に教えて頂いた。1000人もの同士と同じ場所でお稽古することが衝撃的。自分たちの居場所を瞬時に判断んして動いているからこそ、これだけ大人数でもケガ人も出ないでお稽古できたのだろう。

 夜、藤原徹平さんの新事務所にご挨拶。続けて、吉祥寺で打ち上げに参加。

9月21日(金)
 午前中、メールなどの雑務と打ち合わせ1本。昼、ブエノスアイレスへ旅立つ弟夫婦を渋谷で見送る。午後、あれこれと仕事を進める。夕方、代々木オリンピックセンターにて多田宏先生の講習会。至福の90分間。初めての体験だった。合気道の技がどうこうも、もちろん上手くなりたいし大事だけど、思想・哲学としての合気道を深く身体に刻み込む。多田先生が大先生のお話をなさっているときの声の響きが美しかった。いつもお稽古してもらっている内田先生のオリジンを見たようで、脈々と流れるものを強く感じる。

 夜、新作の『夢売るふたり』が見たくて、予習のつもりも含め、思い立って『ディア・ドクター』(監督:西川和美、2009)のDVDを観る。何ともほのぼのする映画だった。

 深夜まで、何だか身体がポカポカしている感覚が残る。多田先生と間近でこうしてお稽古できる貴重な機会に感謝している。また、当然のことだけど、先生の袴に「多田」と刺繍されていて感動してしまった。

9月20日(木)
 午前中、教室会議。昼、打ち合わせ1本。続けて、ギャラリー間にて『スタジオ・ムンバイ展』を見る。そのゆらめく建築群がインドならではの素材と上手く響き合って、素晴らしい展覧会になっていた。

 夜、代々木オリンピックセンターにて、多田宏先生の講義を受ける。合気道に対する深い愛情と追求心、より命を高めるためにお稽古する。自分自身の心と身体がどのように対象と向き合うか、あまりにも示唆にとんだ濃厚な2時間半であった。

9月19日(水)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。如風庵とS邸のあれこれを進めて、午後から横浜へ。環境における勉強会に参加。

 夜、有楽町にて周防監督の最新作『終の信託』を観る。命のあり方と終わり方、とても重いテーマについて周防作品らしく真摯に向き合った作品となっていた。舞台挨拶ということもあって、役者さんの方々がお目見えし、何だか得した気分になる。

 深夜、目黒川沿いをランニング。まだまだ身体が重い。

9月18日(火)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。午後、大学にてゼミ発表を2本。

 夜、ABCにて西洋美術史家の金沢百枝さんと公開対談。「美術が『幻想都市風景』を解剖する」と題して、2時間弱大いに語り合う。僕のドローイングにおける無人・無音について、他の建築家のドローイングとかと交えて徹底解剖される。そうした中で僕自身も、建築家としてドローイングを描いていることが、アーキグラムやピラネージと比較しながらお話した。これまた予想できない、楽しい公開対談であった。お越し頂いた50名ほどの皆様、本当にありがとうございました。

 深夜、原稿を修正して送信する。トークショーの後は、何だかふわふわして寝れないことが多い。睡眠不足で眠いはずなのに。

9月17日(月)
 午前中、メールなどの雑務。S邸の平面図検討を続ける。なかなか大変だ。

 夕方、銀座の東京画廊にて、「頂花の會」に参加。わくわくする貴重な体験。

 深夜、原稿の修正と送信。それからミッドナイト・ラン。

9月16日(日)
 午前中、対談の準備をかねてあれこれ読書。午後、鎌倉にて池田塾。小林秀雄の文章を読みながら、意見交換し、貴重なお話を伺う。その後の会も盛り上がり、あっという間に夕方になっていた。

 夜、メールなどの雑務。打ち合わせ資料の準備に追われつつ、原稿も進めていく。やっと塩抜きを待つだけの状態まで持っていくことができて一安心。

9月15日(土)
 弟の結婚式。実にめでたい、祝福にあふれた時間を過ごす。来週から地球の反対側、ブエノスアイレスに行って新婚生活を営む弟夫婦。最高の晴れ舞台を家族と友人たちに囲まれ、幸せいっぱいだった。

 夜、月末の韓国旅行など、スケジュール調整。ソウルも楽しみな滞在になりそうだ。

9月14日(金)
 午前中、デスクワークに追われる。午後、打ち合わせ2本。それから如風庵の断面図と展開図をチェック。

 夜、品川のホテルにチェックイン。明日は、いよいよ弟の結婚式。楽しみだ。

9月13日(木)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。昼、S邸の平面図を細かくチェックし、如風庵の屋根の模型をチェックする。新しいアイデアが取り込まれて、いい感じに複雑になってきている。まだまだこれからだ。

 深夜、目黒川沿いをランニング。もっと身体を縛らねば。運動も食生活も、共にバランスが大事なのは分かっている。頑張ろう。

9月12日(水)
 午前中、代官山の旧朝倉邸にてNHK『TOKYO EYE』の撮影。日本の旧い建築についてあれこれとコメントをしながら案内する。すべて英語。どう映ってるかまったく想像がつかないってのが新鮮。どきどき。

 夕方、SDレビュー展をのぞく。今年もまたこの時期になったのかと、時間の早さに驚くばかり。どこか奇のてらった作品がなく、みなリアルに社会とコミットしようとしているかのように感じる。これは、全世界的トレンドやもしれない。

9月11日(火)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。如風庵のフォードバックを進めつつ、S邸の立面図などもバリエーションを検討する。まだ残暑が続き、暑い。

 今日でワールド・トレード・センター同時多発テロから11年。なんというスピードだろう。マンハッタンのスカイラインから、あのツインタワーがなくなって長い年月が経ったことになる。黙祷。

9月10日(月)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。新しい週の始まり、あれこれと動かし進める。昼、如風庵とS邸の平面図のチェックを進めていく。夕方、打ち合わせと取材が一本ずつ。スタッフが今日で終了する池袋ジュンク堂のブックフェアの撤収へ。1/50の模型を展示する。夜、原稿を一つ書き上げる。塩漬けして、締め切りまでに送信しよう。

 『ゲンズブールと女たち』(監督:ジョアン・スファール、2010)を観るも、あまり面白くなくて、途中でウトウトしてしまう。監督は、フランスのマンガ家らしい。しかし、その世界観がうまく映像とフィットしていなかった。ティム・バートンの方が数枚上手。

 深夜、目黒川沿いをランニング。走り終わった後のアセロラ味のスポーツドリンクが体の中にしみ込んでいくあの快感が欲しくて走っているのだろうか、と思うことがあるくらい、あの瞬間が好きだ。

9月9日(日)
 朝日新聞に中島岳志さんが『みんなの家。』の書評が載っていた。素晴らしい文章を書いてくださっていて、本当に感動した。全国紙であることも当然嬉しいのだが、何よりこの本を通して伝えたかったメッセージがちゃんと伝わったんだという思いが嬉しかった。たくさんの方から連絡を頂く、こうしてまたこの本を多くの人に届けたい、どうぞ宜しくお願いします。

 午前中、掃除と洗濯をしながらのんびりする。昼は、作り置きしたカレーを食す。

 午後、ドローイングにペンを入れたりして、過ごす。夕方、友人に招待されて横浜スタジアムにて「ファンキー・モンキー・ベイビーズ」のライブへ。3万人もの人が一斉に踊りながら盛り上がるのを見ながら、感動した。音楽の力は凄まじい。最後の方の何曲かは知っていた。

 夜、原稿を書いたり、メールなどの雑務。深夜、目黒川沿いをランニング。気持ちのいい汗をかいて寝る。

9月8日(土)
 午前中、如風庵の設計の打ち合わせ。平面計画や屋根の環境的働きについてなど、断熱材の種類に及ぶまであれこれと話し合う。あっというまに3時間半。

 昼から横浜へ。尊敬するダンサーの山田うんさんのパフォーマンス『ショーメン』を見る。街に出て、山下公園を突き抜けて、氷川丸の甲板で踊るという作品。観客も一緒になってぞろぞろ移動しながらの作品。横浜のスカイラインと海をバックに華麗に踊るうんさん達、ダンサーはかっこ良かった。

 新潮社の皆さんと打ち上げと称して中華街でお食事。二次会は、不思議なバーでカクテルを飲んだ。

9月7日(金)
 午前中からNHK WORLD 『TOKYO EYE』の撮影。テレビ撮影はもちろん初めての体験。撮影する建物の下見も立ち会って、ディレクターさんとあれこれ意見交換。緊張するも、いざ撮影が始まるとビシッとキメる。オール・イングリッシュの番組で字幕もないらしいが、放映日などの情報が最終決定したら、報告したい。しかし、英語を話している時はついジェスチャーが若干オーバーになる傾向があるんじゃないかという反省。しっかりと伝えたいと思うからか、何だか大きな身ぶり手振りになっていた自分に気づく。とにかく楽しかったな。来週も別の建物で撮影する。

 夕方、事務所に戻って、打ち合わせが2本。メールなどの雑務。

 深夜、ドローイングを描き進める。今回の新作は大きいので、なかなかゴールが見えて来ないが、面白いものになってきた。

9月6日(木)
 午前中、教室会議。大学は夏休みだからか、ガラガラだった。事務所のスタッフが池袋リブロでのブックフェアの終了を受けて、1/30の模型の撤収に行ってくれている。『みんなの家。』にまつわる30冊の紹介までさせてもらい、充実のブックフェアであった。

 午後、吉祥寺の現場で打ち合わせ。敷地で現状を確認の上、あれこれ決める。近くの喫茶店で設計の打ち合わせ。大きな模型を見ながら細かいところまで話し合う。いよいよ案が固まってきた感じ。

 深夜は、目黒川沿いをランニング。幾つかの本を雑読して寝る。

9月5日(水)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。如風庵とS邸を進めていく。平川さんとの対談メモをしっかりとまとめていく。

 夕方、池袋リブロにて平川克美さんと公開対談。「移行期混乱における、小商いな建築」と題してあれこれお話しさせてもらう。早稲田大学の先輩でもあり、また倉方さんの時のように早稲田トークから始まるも、ちゃんとメインのテーマに突入し、示唆に富んだお話しを聞くことができた。経済が右肩上がりでなくなったとき、人工が減少していくという今までに誰も経験したことがないことを経験している日本において、我々はどうやって熟成した大人の時代を生き抜くことができるのかについて盛り上がる。もちろん答えはない。でも、ヒントとなる方向性らしきは分かったのかもしれない。こればかりは、考え続けなければならないのだ。とにかく「スクラップ&ビルド」の時代は卒業したい。駒沢敏器さんの本を教えて頂く。

 打ち上げは中華をつつきながら、対談の続きといった感じであれこれ盛り上がる。

9月4日(火)
 午前中、メールなどの雑務とデスクワーク。原稿の最終チェックなどしてたらあっという間に昼だった。

 午後は、如風庵の図面チェックと模型のオペレーション。少しずつ、少しずつ変更していく感じが全体としてまとまりつつあることを実感。思えば、昨年の凱風館のオープンハウスでお逢いしたのがご縁なので、如風庵ももうちょっとで1年になる。

 夜、思い立って『セブン』(監督:デヴィット・フィンチャー、1995)を観る。先週の内田先生の相愛大学での連続講義を聞いていてまた見たくなったのだ。しかし、高校生の時に見たはずなのに、驚くほど覚えていない。ストーリーを一切覚えていなかった。既視感がゼロ。10年というのは、そういう時間の長さということか。犯人がケビン・スペーシー(歩き方がおかしかったのが、これまた先週の講義の内容を彷彿とする)であることと、よく雨が降る映画だな、ということだけを記憶していた。

9月3日(月)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。あれこれと新しいことも整理してまとめていく。

 午後、S邸の模型をチェックしながら、平面計画の新しい可能性を検討していく。如風庵の立面図も進める。NHKの番組『TOKYO EYE』のディレクターさんが来所。打ち合わせ。東京の建築を海外に発進する番組とのことで、オールイングリッシュですが、出演依頼を承諾。どんな番組になるか、楽しみだ。夜、マトグロッソの原稿を仕上げていく。ガウディについて書く。『放課後のベルリン』もついにスペインまで旅している。まだまだ書きたいことがある。深夜、第一稿ができて、送信。

 目黒川沿いをランニング。珍しく、早々と寝た。明日は早起きしよう。

9月2日(日)
 午前中、ゆっくりするも、メールなどの雑務だけは済ませる。午後、凱風館にて甲南麻雀連盟定例会。久しぶりに打つも、2戦0勝。しかし、内田先生と講演・対談の感想などを話して、楽しい時間を過ごす。外は、お雨だった、それもゲリラ豪雨的な降り方だった。

 夕方の新幹線で帰京。新幹線では、マトグロッソの原稿もほどほどに爆睡。1週間ぶりの東京。何だか、夏休みのような長い関西出張が終わった。

 夜、目黒川沿いをランニング。いよいよ走りやすい季節になってきた。食欲の秋に向けて、少しばかり本格的に身体を絞りたい。

 深夜も原稿を進める。ちょっと気分転換にドローイングにも手を加えたりした。

9月1日(土)
 今日から9月か。怒濤の2012年もあと残すところ4ヶ月。引き続き、全力疾走あるのみ。午前中、ゆっくりして、凱風館へ。午後から合気道のお稽古。しっかりと連日のおさらいを含めて身体を動かす。気持ちのよい汗を流す。

 夕方、メールなどの雑務と電話対応。あれこれと来週からの仕事の準備を進める。

 夜、思い立って『ヒア・アフター』(監督:クリント・イーストウッド、2011)を観る。大変不思議な能力だが、ちょうど内田先生の現代霊性論の連続講義を聴いた後だと、何だかスムースに入ってくる。要するにこの映画では、死にかけた人が、死者との対話を許されるのだが、それは、大切な人を亡くした者にとってはすがってでも話をしてみたい祝福の行為だが、本人にとっては見なくていいモノまでも見てしまう不幸、呪いとも捉えられる。自己拡大と共身体形成が類似するというように、死者との対話は、幻聴とも言える、実に表裏一体であることを考えさせられる。やはり、何事にもシンプルな解答はない。

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