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『OPENNING NOTE』

 
 

EVERYDAY NOTES - archive - 2012 november

11月30日(金)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。原稿をあれこれ進める。夕方、凱風館で合気道のお稽古。夜、中島工務店の鷲見さんと加藤さんとみっちり打ち合わせ。如風庵の見積り調整もついにゴールが見えてきた。

 深夜、安藤忠雄の『アナザースカイ』を観る71歳とは思えないエネルギーにも驚くが、フォートワース美術館が開館10周年にして、やっと安藤さんが完成した美術館を体験したという事実にもびっくりした。そうだ、5日間のアメリカ出張にして、ものすごく小さい鞄が2つだけってのも驚いた。

11月29日(木)
 外がまだ暗いのに、凱風館で朝稽古。気持ちのいい汗をかく。午前中、メールなどの雑務。

 午後、高橋源一郎さんの谷崎潤一郎賞の受賞記念講演を芦屋のルナホールで聴く。震災後の小説を母と娘の文脈から読み解き、父親不在ということについて話された。高橋さんの言葉はとっても深く染みてくる。

 夜は、大阪のイズミ・ホールにて関西フィルのコンサート。気持ちのいいベートーベンを聴いて、ライブ音楽の良さを実感する。振動が耳だけでなく、体全体で受け止める感じ。

11月28日(水)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。事務所で打ち合わせ2本。

 午後、ときの忘れもの画廊にて井桁裕子さんの彫刻展を覗き、続けてワタリウム美術館にて坂口恭平展を観る。和多利さんともご挨拶し、あれこれ近況報告する。浩一さんは、いつも的確なコメントをしてくれるので、たまのこうして短い時間であってもお逢いしてお話しできるのは本当に嬉しい。そのまま帰りにデヴィット・リンチ展も観る。いやはや、すごい世界観である。こんなドローイング、ちょっと見たことない。

 夜、新幹線で凱風館へ。合気道のお稽古で気持ちのいい汗をかく。

11月27日(火)
 午前中、メールなどの雑務とデスクワーク。スタッフとこれからの仕事の進め方について話し合う。

 午後、如風庵の見積り調整チェックとS邸の図面修正ポイントのチェックとスケッチ。

 夜、マトグロッソの原稿を書き終えて、送信。脱力。やっと、少しだけ肩の荷が下りた。

11月26日(月)
 朝一で東工大へ。安田先生とご挨拶。毎年秋になると、東工大の法規の授業に呼ばれてレクチャーをさせてもらっている。これで3年目。カステラを食べながら近況報告。安田研究室10周年の本を献本され、僕も『幻想都市風景』と『みんなの家。』を差し上げる。その後1時間、「ドイツでの仕事と自作について」と題したレクチャーでザウアブルッフハットン時代の仕事と帰国してからの凱風館とレッドブルの仕事について法規的観点も踏まえてお話しした。

 昼、3年生の設計製図のエスキース。環境スタジオの5人とみっちり話し合う。とにかく最初はたくさん手を動かして、どんどんスケッチと模型をつくってほしい。続けて、先端ゼミ。3人をみっちり指導。続けて小泉研究室のゼミ発表。3人の卒計をみっちり指導。気がつけば8時半。腹ぺこ。喋りっぱなしの午後だった。

 深夜、マトグロッソ連載『放課後のベルリン』原稿を書こうとするも、筆が進まず、疲労もピークだったので寝る。

11月25日(日)
 午前中、掃除と洗濯をしてゆっくりすごす。午後、三鷹に行って東沢さんのお稽古会に参加。2時間があっという間の楽しい時間。誘った友人らも「人生初めての合気道」を楽しんでくれたようで嬉しかった。東京でも合気道ができるのは何より嬉しいことだ。

 夕方、碑文谷にて植田工さんの絵の個展を観に行く。茂木さんから送られた指令に絵を描いていくというコンセプト。

 夜は、とにかく原稿を書く。書く。書く。締め切り前日に完成して、すべてを送信。続けてマトグロッソ連載の原稿に取りかかるも、ストップしてしまう。

11月24日(土)
 朝から鎌倉へ。池田塾で小林秀雄さんの「美を求める心」を読み込んでいく読書会。今回も示唆に富んだ面白い話がたくさん聞けた。「言葉の姿」という言葉が深く印象に残った。その後、塾生のみなさんと盛り上がる。山の上の家もめっぽう寒くなった。

 午後、石山研の先輩である倉本さんが鎌倉にオープンしたお店を覗きに行く。夜は、白洲さんらと食事。これからのついてあれこれ話し合う。東京をいかにして良くしていけるかについて考えている。

11月23日(金)
 朝から雨。原さんの設計した慶松幼稚園を学生24人連れて見学しに行く。竣工して長い年月が建っているが、立派な佇まいのある建築だった。続けて、都立大学まで行って多田先生の剣杖の講習会に参加。春合宿ぶりに杖を振ったけどすごく気持ちよかった。何より、呼吸法をしているときに、朝から続いていた微頭痛が治った。

 夕方、千駄ヶ谷のビブリオテックにて独立研究者の森田真生さんと「数学と建築における根拠と媒介」というテーマで対談。80人ほどの方が雨にも拘らずお越し頂き、大変盛り上がった。お互いのミニレクチャーを挟んで3時間白熱の対談となった。打ち上げには、小石くんも登場し、先週の朝カルの延長戦状態で深夜まで盛り上がる。こうした仲間がいることがどれだけ支えになっているか計り知れない。しかし、今日はものすごい一日だったので、これはちゃんとした形で活字化したいものだ。

11月22日(木)
 午前中、教室会議。午後、打ち合わせ。夜、友人を招いての鍋パーティー。外国人もいたりして、盛り上がる。

11月21日(水)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。設計の打ち合わせを経て、3331へ。HEADのシンポジウムを聴く。難波先生や松村先生とご挨拶。夜、あれこれ仕事の進め方を決めていく。

 深夜、原稿を一気に進める。筆のスピードが速い時は、出し切って、塩抜きする。これが僕のリズム。しかし、最近ドローイングを描く時間がないな。

11月20日(火)
 午前中、メールなどの雑務とデスクワーク。書類、書類の山をどうにかまとめていく。

 午後、設計の打ち合わせの後も、新規プロジェクトの打ち合わせが続く。気がつけば21時。

 深夜、あれこれと雑読する。こうした時間を短くても大切にしたい。

11月19日(月)
 朝一の新幹線で帰京。3年生の設計製図の課題発表の準備に追われる。構造/ランドスケープ/環境/計画の4つの分野に別れてスタジオ形式の指導をする。幼稚園設計の課題。学生たちがどのような作品をつくり、成長してくれるか楽しみだ。

 続けて、小泉研究室のゼミ。卒計と修計の指導を進める。夜、帰宅してあれこれとデスクワーク。原稿のスケッチを頭で考えたりして過ごす。

11月18日(日)
 午前中、メールなどの雑務。昼、凱風館へ。東京から多田宏師範が凱風館にお越し頂く大切な行事。昨年は、道場開きをして頂き、今年は1周年を記念して来て頂いた。とにかく圧倒的な存在感と、多くの人を惹き付ける魅力が、凱風館の道場の空気と門人達の輝く目もあって、いつも以上に吸い込まれるような力を感じた。総勢110人でのお稽古は、3時間があっという間で、夢のようだった。すぐさま食事会になり、楽しく挨拶したりして過ごす。

 呆然状態のまま、近所のイタリアンで2次会。こうしたルーティーンが日々の忙しさを吹っ飛ばしてくれる幸せだ。

11月17日(土)
 午前中、メールなどの雑務。昼、凱風館にて合気道のお稽古。午後、あれこれと原稿をまとめて送信。夕方、内田先生らと一緒に朝日カルチャーにて鼎談。森田くんと小石くんのマシンガントークに僕も参加。建築家としての社会との関わりについてお話しする。近くマトグロッソにて内容を公開予定。

11月16日(金)
 午前中、メールなどの雑務。午後、打ち合わせ2本。夕方、京都にて三島さんと合流してMMKKサロン。ヴォジョレヌーボーを飲みながら、森田くんと近藤さんを交えた4人で盛り上がる。森田くんの数学トークは凄まじかった。この哲学の道沿いの家でこうしたサロンができることが素晴らしい。要するに「全力で何もしない」という難しい命題。

11月15日(木)
 午前中、メールなどの雑務とデスクワーク。見積り調整をチェックしながら、これからの方針を確認していく。大きな模型をつくっているので、それもチェック。

 深夜、久しぶりに目黒川沿いをランニング。

11月14日(水)
 朝から快晴。午前中は、メールなどの雑務とデスクワーク。あれこれ電話対応。

 午後も書類整理と調べものに追われる。ドローイングをまとめて送信。ホームページのアーカイブやアップデート作業を進める。

 深夜、目黒川沿いをランニング。気合いを入れて身体を絞らねば。アンビルド・ドローイングについて考える。「トウキョー・ドローイング」が完成する。

11月13日(火)
 午前中、メールなどの雑務。如風庵の図面チェックと模型の進め方を決めていく。午後、丸の内と渋谷で打ち合わせ。途中、ギャラリー間に立ち寄る。山下さんの材料に対する試みに関心を覚える。

 夕方、ときの忘れもの画廊で内田先生と合流するも、井桁さんの人形展はやっていなかった。綿貫さんとお話。夜は、立教大学で内田先生と平川さんの対談を聴く。面白かった。教育にとって何が大切か。学びは超越性/学ぶ側は、無知に苦しむ、メンターを嗅ぎ分ける、そでを引っ張る/教える側は、忍耐と楽観性/知らないことを教えることができるという不思議/ビジネスは等価交換、効率主義、対して教育はオーバーアチーブ、などなどとにかく示唆に富んだお話で、打ち上げにも参加させてもらった。

11月12日(月)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。午後、アンビルド研究会と先端ゼミ。書類作成に追われて、夕方から小泉研究室の卒計と修計の指導。気がついたら21時を回っていた。

 帰宅して、あれこれ仕事を整理して、「トウキョー・ドローイング」を描き進める。原稿のチェックバックも済ませる。

11月11日(日)
 朝一の新幹線で東京へ。新宿で甲南合気会のみなさんと合流して、多田先生の講習会へ。二度目の合気道本部道場。思えば2年半前、ここに来て、合気道のお稽古とはどのようなものかを知るために見学したのだった。まさか自分がその場所でお稽古する日が来るなんて。多田先生のお稽古は、呼吸法からはじまり、ひとつひとつが何とも有り難いというか、貴重な時間の共有というべき、美しい輝きである。見ているだけで惚れ惚れした。

 岡潔の『春宵十話』(光文社文庫、2006)を読み終える。重い言葉がずっしり響く。「トウキョー・ドローイング」を描き始める。

11月10日(土)
 午前中、メールなどの雑務。昼から合気道のお稽古。みっちり2時間汗をかく。凱風館の道場はしかし、本当に気持ちがいい。もっとお稽古できるようになりたい。

 カフェニュートラルでお仕事。マトグロッソの原稿を進めたり、のんびり読書したりする。

 夜、新婚の友人宅に招かれて楽しい食事。美味しい鶏鍋をつつきながら、わいわい盛り上がる。

11月9日(金)
 午前中、メールなどの雑務。入谷のサロンで髪を切る。打ち合わせを済ませて、新幹線。

 車内で『父のトランク』(オルハン・パムク、藤原書店、2007)読み始めたら、一気に読み終わった。いやはや、面白かった。氏が画家になりたくて、建築を勉強し、小説家になったということを最後に知り、どこかシンパシーを感じた。とにかく文学に対する姿勢に感動する。

 凱風館で夜稽古。久しぶりの合気道に身体がうずうずした。

11月8日(木)
 午前中、教室会議。昼、書類作成などデスクワーク。

 午後、白洲信哉さんが来所。あれこれ都市の在り方などについて話し合う楽しい時間。信念を持って語られた言葉の重みを知る。

 夕方、NHKワールドのプロデューサーの方々が来所。先日出演させてもらった『TOKYO EYE』が評判とのことで、また今後のことの相談。やりがいのある嬉しいオファーなので、もちろん承諾。いい仕事は次の仕事に繋がることを実感。楽しみだ。

 深夜、目黒川沿いを久方ぶりにランニング。

11月7日(水)
 午前中、メールなどの雑務と電話対応。昼、S邸の見積り調整が続く。デザイン変更を検討しながら図面チェック。原稿を進めつつ、デスクワーク。

 夕方、チャイルド本社の方々が来所。絵本づくりについてざっくばらんに話し合う。絵本をつくるなんて、すごくクリエイティブな仕事。子供のための想像力を最大限働かせたい。楽しみなプロジェクトがキックオフした。宿題は、僕の周りに居る想定読者である子供たちに「実際に絵本を読んであげてください」とのこと。はい、そりゃそうだ。

 深夜、年内の仕事のスケジュールと進め方をあれこれと検討し、方針を決める。

11月6日(火)
 午前中メールなどの雑務とデスクワーク。午後、S邸の見積り調整を確認し、如風庵のデザインチェック。夜、日頃の疲れがどっと出て、ふらふらしたので、早く寝る。

11月5日(月)
 午前中、小泉研究室のゼミ。昼は、先端ゼミ。続けてアンビルド勉強会。盛りだくさんの打ち合わせとたまったペーパーワークを済ませていたら、夕方のプロジェクトの打ち合わせの時間になっていた。みっちり2時間、打ち合わせ。ヘトヘトになって帰宅。メールなどの雑務と雑読をして、寝る。

11月4日(日)
 午前中、のんびり掃除と洗濯。午後、読書したり、ドローイングを描いたりする。

 夕方、青木事務所に行って、飲み会に参加させてもらう。松村秀一先生がいらして、学生時代ぶりの再会で盛り上がる。

11月3日(土)
 すっかり肌寒くなった。朝からメールなどの雑務と打ち合わせ資料の最終準備。模型も最後のつくり込み。

 午後からクライアント夫妻と久住左官職が来所。みっちり打ち合わせをして、大きな方向性を決めていく。

 夕方、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルのコンサートへ。アイルランドのトラッドの音楽に聞き惚れる。演奏後、マーティンとお話しする機会もあり、知的で大変魅力的な方だった。思い出深い1日となった。

11月2日(金)
 気持ちのいい秋晴れ。朝から横浜で小泉先生らと合流し、プロジェクトの打ち合わせ。

 午後、メールなどの雑務と電話対応。模型のチェックを丹念にして、見積りとにらめっこが続く。新しいプロジェクトのスケッチをあれこれ検討。夜、姪っ子と甥っ子のベビーシッターをする。すっかり大きくなって、ワイワイかくれんぼやゲームをして遊ぶ。

 深夜、原稿を書くための準備。アンビルドの図版を調べていく。

11月1日(木)
 午前中、メールなどの雑務とデスクワーク。午後は打ち合わせ2本。見積り調整を進める。

 夕方、恵比寿でテキスタイルデザイナーの安東陽子さんの椅子を見て、東京デザイナーズ・ウィークの開場にて茂木さんのトークイベントを聴く。シェリーからはじまって、川口さん、白洲さん、池上さんと、3人の友人が登壇し、3者3様の面白いトークを展開。CGアート、骨董などの日本文化、生命のサンドウィッチ理論、と内容も多岐に渡り楽しませてもらった。でも、最後に茂木さんが言った「みんな、友達を大切にしろよ」というのがシンプルだけど、最も大事なメッセージだった気がする。素敵な夜になった。

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